奈緒、関係者が語るテレビに映らない姿　「話を聞きながら涙を流して…」

「同じベッドで眠るたび、ひとりぼっちになっていく」──。放送中の大人の恋愛ドラマ『あなたがしてくれなくても』（フジテレビ系）が、回を重ねるごとに注目度を増している。

主演を務めるのは奈緒。近年、女優として存在感を高める彼女には「意外な一面」があって…。

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■今期注目の「大人の恋愛ドラマ」

『あなたがしてくれなくても』は、夫とのセックスレスに悩む主人公が、同じ問題を抱える上司の男性に相談するうちに、恋心が芽生えていく物語。2組の夫婦間の問題と不倫を絡めた禁断のラブストーリーだ。

主人公の奈緒、彼女の夫役の永山瑛太、上司役の岩田剛典と、出演者も豪華。奈緒は、夫に振り向いてもらおうと努力を重ねるも、優しく自分の相談に乗ってくれる上司に惹かれる姿をリアルに演じ、ネット上でも話題になっている。

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■業界内でも「確かな演技力」が高評価

奈緒は、2019年のドラマ『あなたの番です』（日本テレビ系）で主人公にしつこく付きまとうストーカー気質の“尾野ちゃん”役でブレイク。猟奇的な演技でお茶の間を恐怖に陥れた。

その後も、20年の『姉ちゃんの恋人』（フジテレビ系）、21年の『恋です！～ヤンキー君と白杖ガール～』（日本テレビ系）、22年の『ファーストペンギン！』（同系）など、話題のドラマに多数出演。

あるテレビ局関係者は、オファーが殺到するのは彼女の演技力が高く評価されているからだと指摘する。「サイコパスな役から主人公を優しく支える役まで、幅広い役柄をこなせます。長いセリフもほとんどミスせず言えますし、表情豊かでセリフが少ないシーンでも喜怒哀楽を表現できる。最近は、ドラマの企画会議で奈緒さんの名前があがることが多いんですよ」（テレビ局関係者）。

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■「意外な一面」もあって…

巧みな演技で見る人を魅了する奈緒。カメラが回っていないところでは、こんな一面を見せていて…。

「現場で誰かが困っているとすぐに察知して、声をかけてくれます。2018年『半分、青い』に出演した際、ヒロインの永野芽郁さんは朝ドラの主役を務めることもあって、少し緊張していたそうです。奈緒さんはそんな彼女の様子に気付き、現場にあったお菓子を持っていって声をかけ、他愛ない話をしてリラックスさせてくれたといいます」（前出・テレビ局関係者）。

さりげない奈緒の気遣いに救われる人は多い。前出のテレビ局関係者は、「仲のいい松本穂香さんが仕事で落ち込んでいた時、奈緒さんが悩みを聞き、一緒に涙を流して励ましてくれたそうです。相手の気持ちになって寄り添ってくれるんですよ」と、心温まるエピソードを明かす。

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■「過去の経験」が起因か

困っている人にすぐに気付き、勇気づける──。奈緒がこうした気遣いができるのは、過去の経験が起因しているのかもしれない。

前出のテレビ局関係者がこう推察する。「今でこそ売れっ子女優ですが、仕事がなく苦しい時期もありました。同じ事務所の年下のタレントをオーディション会場に連れて行くなど、マネージャーの仕事を手伝っていたこともあったそうですから。自分が苦しい経験をたくさんしているからこそ、困っている人に自然と手を差し伸べられるのではないでしょうか」（前出・テレビ局関係者）。

これからも、奈緒の優しさはたくさんの人を癒やしてくれることだろう。

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（取材・文／Sirabee 編集部・斎藤聡人）