夫が買ってきた見切り品、何かがおかしい　値引きシールに「予想外のトラップ」が…

スーパーでの買い物中、値引きシールを目にすると少なからずテンションが上がるもの。シールが貼られる時間帯を狙って店を訪れる人も、決して少なくないだろう。

しかし以前ツイッター上では、あまりに「予想外すぎる値引きシール」に対し、多数のツッコミが寄せられていたのだ…。

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■この見切り品、何かがおかしい…

まず注目したいのが、ツイッターユーザー・あんぱんさんの投稿した1件のツイート。

投稿本文には「夫が見切り品で値上げされてるカツ買ってきた」と綴られており、思わず「値下げの間違いでは…？」と、首を傾げてしまう。しかしツイートに添えられた「とんかつ」商品の画像を見ると、思わず納得。

税込149円の商品には「30％引き」を示すシールが貼られていたのだが、同シールには値引き後の金額が「151円」と表記されていたのだ。

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■「これが本当のカツアゲ」

「見切り品」が「30%引き」の結果、「値段が上がる」という3連コンボは多くの人々に衝撃を与えており、前出のツイートは投稿から数日で1万件以上ものRTを記録。

他のツイッターユーザーからは「これが本当のカツアゲか…」「笑っちゃったけど、ごく稀にこういうのあるので注意！」「自分も似た経験があります…」など、多数のリプライが寄せられていた。

果たしてこちらの「とんかつ」に、何が起こっていたのか。ツイート投稿主・あんぱんさんに事の経緯を尋ねてみると…。

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■「レシート」を見て納得

シール発見時の様子について、あんぱんさんは「夫が仕事帰りにスーパーで晩御飯の買い物をしてきてくれて、家で仕分けをしていた際に、こちらのパックを見つけました」「私はトンカツ大好きなので『カツ買ってきてくれたんだ〜』と喜んでパックを見ると値引きシールが目に入ったのですが、見た瞬間に違和感がありました」と振り返っている。

夫に事情を確認したところ「値引きシールを見て反射的に買ってきた」とのことで、シールの異変には全く気づいていなかった模様。そこでレシートを確認したところ「とんかつ」の記載がなく、全く別の商品の名前が印字されていたことに気づく。

少し損をした気になったあんぱんさん夫婦だが、差額が少額ということもあり、当初はそのまま気にしないつもりだったそう。しかし「万が一、同じような状態になった人がいたら…」と考え直し、店側に電話で詳細を伝えたのだ。

すると店側もやはり驚いた様子になるも、丁寧な謝罪をした上で「差額をご自宅までお届けします」との提案を見せる。そこで、あんぱんさんも「クレームなどではなく、返金も不要です。お店をご利用される方が、同じような状態にならないようにと、念のためのご連絡でした」と、やんわり辞退したのだが、店側も決して引き下がらない。

最終的には「あんぱんさんが次回来店した際、サービスカウンターにて返金を行なう」という形が落とし所となった。もちろんシールの貼り間違いがあったのは店側の落ち度だが、大切なのは失敗した後の「真摯な謝罪」と「誠実な対応」であることを、改めて感じさせてくれたエピソードではないだろうか。

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（取材・文／Sirabee 編集部・秋山 はじめ）