スト当日の西武池袋、周辺の様子がカオスすぎる…「令和のストライキ」に驚きの声

31日、西武池袋本店がストライキを実施。大手百貨店としては約60年ぶりのストということもあり、世間からの注目度は非常に高い。

当時の午前10時、現地はある種「異様な空気」に包まれており…。

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■ストに至った経緯

30日、セブン＆アイ・ホールディングスは傘下の百貨店「そごう・西武」の売却をめぐり、9月1日付で米投資ファンドに売却する方針を固めた。

これを受けてそごう・西武労働組合は西武池袋本店でストを実施すると発表し、同店は31日に全館が臨時休業するに至ったのだ。

【重要なお知らせ】8/31(木)臨時閉館
日ごろは格別のご愛顧を賜わり誠にありがとうございます。
8/31(木)は、そごう・西武労働組合によるストライキ実施の影響により、誠に勝手ながら全館臨時閉館とさせて頂きます。ご不便、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申しあげます。https://t.co/AhEQtdQxPv pic.twitter.com/h8ybmguHPp

— 西武池袋本店 (@seibu_ike) August 30, 2023

令和の現代では「ストライキ」を知っていても「具体的なイメージが湧かない」という世代も多く、X（旧・ツイッター）上では「令和の時代にニュースで『スト決行』が見られるとは…」といった具合に、驚きの声が多数寄せられている。

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■当日の西武前、カオスすぎる‥

スト前日の30日より、同館では多数のエリア・出入り口に「全館臨時閉館」の張り紙を掲出。同日は張り紙を見て物珍しそうにスマホカメラを向ける通行人が多く、改めて注目度の高さが感じられた。

そしてスト当日の午前10時、池袋駅へ向かうと…西武池袋と直結している池袋駅内の出入り口は全てシャッターが降りており、駅改札を抜けた時点で既に異様に気付かされる。

また、通勤ラッシュのピークを過ぎた平日の時間帯にも関わらず、駅周辺にたむろしている人が非常に多い。もちろん待ち合わせ目的の人物も少なくないと思うが、やはり大多数はストライキに興味を抱いて足を運んだものと思われる。

現地ではデモのビラを配る人物や「売却をやめろ」と書かれたプラカードを掲げる人物の姿も見受けられ、そして彼らにスマホカメラを向ける通行人が押し寄せる…と、なかなかにカオスな様相であった。

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■デモの期間は「あくまで予定」

今回のデモは1日限りの予定とされている。しかし関係者らに話を聞くと、返ってきた回答はいずれも「あくまで予定である」と、含みのある内容であった。

多くの労働者たちの意識に一石を投じた今回のストライキは、どのような結末を迎えるのだろうか。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ：1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X（旧・ツイッター）を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉（浦和）や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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（取材・文／Sirabee 編集部・秋山 はじめ）