明大前にできた松屋、「三位一体」の悪魔的魅力が…　元明大生は店内の“進化”に驚き

「みんなの食卓でありたい」──。言わずとしれた大手牛丼チェーン・松屋のキャッチコピーだ。この度、東京・明大前にできた松屋は、そのフレーズを体現した「三位一体」の魅力に溢れていて…。

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■「三位一体」の松屋が完成

この度、明大前にできたのは「みんなの食卓 松屋食堂」。8月2日にオープンした。明大前駅（東京都世田谷区）から徒歩1分と好立地。

もともと、この場所は1階がスーパーで、2階に松屋があった。今回、1階に牛丼の松屋、とんかつの松のや、カレーのマイカリー食堂と、「松屋フーズ3業態複合店舗」としてリニューアルオープンしたのだ。

近年、松屋と松のや、松屋とマイカリー食堂など、2つのブランドが一つになった店舗は少なくない。明大前の「松屋食堂」は、3つのブランドが一つに集約されているので、まさに「三位一体」の店舗といえる。

8月28日には、2階に松屋フーズのステーキ店「ステーキ屋松 明大前店」がオープンしたので、1階と合わせると「四位一体」となる。

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■ネット上でも感動の声続出

明大前駅は、明治大学和泉キャンパスの最寄り駅。多くの明大生が行き交う街に、「最強の松屋」ができたことはネット上でも話題に。

「松屋ブランドの悪魔合体」 「ここで三食食べられるやん」「牛丼、とんかつ、カレーが食えるの最高だろ」「明大前が松屋の匂いになった」など、感動する声が多数あがっている。

3ブランド共、600～700円前後とリーズナブルかつガッツリ系のメニューを揃えているので、明大生にとって最強の味方ができたといっても過言ではない。

余談だが、明治大学は記者の母校。大学時代、旧松屋に通い詰めたものである。

元明大生として、進化した松屋を確かめないわけにはいかない。8月下旬、明大前に足を運んだ。

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■リニューアルした松屋に行くと…

もともと、松屋のすぐ向かいには吉野家があったが、吉野家からすれば強力な「ライバル」が現れたと言える…。魅力的な3ブランドが入った看板を見て、つい「（記者が学生だった）十数年前にできてほしかった」と思ってしまう。

営業時間は、松屋が午前5時～深夜2時、松のや・マイカリー食堂は午前8時～22時。いずれも、大学の講義、部活動・サークル終わりの時間にバッチリ対応している。

中に入ると、食券を買ってすぐ横のセルフレジで引換券をもらう。カウンターで引換券を渡し、自分の番号が呼ばれたら取りに行く方式だ。

今回は、マイカリー食堂の「彩り野菜＆ごろごろチキンカレー」「生野菜サラダ」「プレーンラッシー」を購入。これだけ頼んでお値段は1,000円。

スパイスの効いたカレー、大きめにカットされたチキン、甘く炒められた野菜と、文句なしに美味しかった。

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■元明大生が気付いた「進化」

記者が学生だった十数年前は、2階に松屋だけあった。当時と比べて「進化」した点もあったので、記しておく。

まず、店内の広さ。大学が近くにあるため、以前はお昼のピーク時に大量の学生が押し寄せ、店内に行列ができることも少なくなかった。

リニューアルした店舗は以前の倍近い広さで、4～5人で座れるテーブル席も完備している。ファミリーレストランに近いので、ゆったり過ごせると思う。

もう一つは、複数人で来店時、各々別のメニューを頼めるようになったこと。松屋も牛丼だけでなく、定食やカレーを備えているが、「三位一体」となったことでより選択肢が増えた。

例えば、友人と3人で来店した際、1人は「松屋」の牛丼、2人目は「松のや」のロースかつ定食、3人目は「マイカリー食堂」のバターチキンカレー…といった具合に、各々別の料理を注文し、同じ場所で食べることも可能になったのだ。

生まれ変わった明大前の松屋は、たくさんの学生の胃袋を満たしてくれるに違いない。

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人：1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に取材。飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。

仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。今期の推しは、『真夏のシンデレラ』（フジテレビ系）と『ばらかもん』（同系）。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』（日本テレビ系）の行方も気になる毎日。

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（取材・文／Sirabee 編集部・斎藤聡人）