辻発彦氏、西武ライオンズ選手への長髪批判に反論　「そういう時代じゃない」

前埼玉西武ライオンズ監督の辻発彦氏が、元読売ジャイアンツ・槙原寛己氏のYouTubeに出演。選手への「長髪批判」に反論した。

 

■辻氏が西武監督就任への経緯を語る

辻氏を迎えてトークした今回の動画。2017年に西武ライオンズの監督に就任した経緯を質問されると「まさかね。広島の遠征のときだったから中日にいて、西武の鈴木葉留彦さんから電話があって、監督のオファーがあった」と説明。

続けて「そんなことを絶対ないと思っていたから。（現役時代）ヤクルトに行くときに、自由契約にしていただいて移籍したわけじゃん。そのときいろんなことを言われたわけだからね。『ほかのユニフォームを着たら、うちに帰ってこれませんよ』って言われたんだから」と明かした。

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■落合氏の一言で決断

さらに辻氏は「経緯があったから、監督？　ウソでしょという話になって。だからちょっと待って、考えさせてくださいとなって。まだ雇われているから、中日に」と振り返る。

そして「森繁和監督に報告して、落合博満GMに話をさせてもらって、『ライオンズから誘いを受けました』『コーチか？』『監督です』と。『監督か、じゃあ行け。コーチなら絶対行かせないけど監督なら行け』の一言で。『行け』といわれたので、『わかりました』とそこで決まったかな」と話した。

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■長髪批判に反論

辻氏は「今の選手って本当に真面目でしょ。練習をするんだよね。だから練習するやつに対して、今言われているでしょ、西武でも。髪が長いからとか。（髙橋）光成が長いとか。でも、あいつらやっぱりやってるから」と語る。

続けて「だから自分のことだけじゃなくて、チームを鼓舞して引っ張っていかなきゃいけないという立場で、あいつらはがんばっているから、そういう姿を見ていると、良いんじゃない、マウンドで出してくれればと、俺は思うし」とコメント。

さらに「だから余計にがんばらなければいけないと思っていると思うよ。言われたくないから、そんなことで」と持論を展開した。

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■「そういう時代じゃない」

槙原氏は「すげえのばしているもんね。株主総会で言われちゃったんだよね。僕らから見ると、のばせるだけ良いじゃんと思っちゃうよね」と笑わせる。

すると辻氏も「だから初めて見たとき、『おまえ、それ毎日洗うの大変じゃないか？』という言葉をかける。たしかに西武は低迷しているから余計に株主総会で言われる。そういう時代じゃないと思うよ」と話していた。