ジャニーズ、性加害問題でドラマ出演が減る日　「ある時期」を境に…

ジャニーズの性加害問題でドラマにも影響が出そうだ。関係者は「来年1月以降」に注視して…。

2023/09/25 04:15

ジャニー喜多川氏による性加害問題で混乱に見舞われているジャニーズ事務所。企業の「CM起用見送りドミノ」が続き、タレントの仕事にも影響が出ている。

ジャニーズが出演するドラマにも暗雲が立ち込めていて…。

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■ドラマにはジャニーズの顔ぶれが並ぶ

近年、民放テレビ局の連続ドラマでジャニーズタレントを目にすることが多い。7月クールは、東山紀之主演の『刑事7人』（テレビ朝日系）、生田斗真主演の『警部補ダイマジン』（同系）、Sexy Zone・菊池風磨主演の『ウソ婚』（フジテレビ系）、Snow Man・目黒蓮主演の『トリリオンゲーム』（TBS系）など、ジャニーズの主演作品も見受けられた。

10月から始まるドラマも同様。嵐・二宮和也主演の『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』（フジテレビ系）、TOKIO・松岡昌宏主演の『家政夫のミタゾノ』（テレビ朝日系）、なにわ男子・道枝駿佑が出演する『マイ・セカンド・アオハル』（TBS系）、嵐・相葉雅紀主演の『今日からヒットマン』（テレビ朝日系）と、錚々たる顔ぶれが並んでいる。

■連ドラからジャニーズが減る…？

ただ、ある芸能事務所関係者は、今後連ドラからジャニーズが減る可能性があると指摘する。「性加害問題によって、ジャニーズタレントを起用していた企業が広告、CM起用を中止する流れが続いています。この流れがドラマに波及する可能性があります。民放の連ドラは、スポンサーである様々な企業の協力で成り立っています。今後、企業が『ジャニーズが出るならウチは協力できない』とドラマのスポンサーを降りることも考えられます。そうした事態を危惧したテレビ局側が、ジャニーズの起用を控えるかもしれません」（芸能事務所関係者）。

実際、その「予兆」が出始めている。13日、Sexy Zone・中島健人が出演する予定だったトークバラエティ番組『A-Studio＋』（TBS系）のスタジオ収録が延期になったことが発表されたのだ。

理由に関しては、複数のメディアで、「ジャニーズタレントの広告起用撤退を表明していた花王がメインスポンサーを務めていたため」と報じられている。

同番組は花王の一社提供という事情もあったが、こうした事態がドラマでも起きかねないということだ。

■10月ドラマへの影響は…

10月ドラマがスタートする日は刻一刻と迫っている。ただ、直近のドラマでジャニーズタレントの出演が減ることはなさそうだ。

前出の芸能事務所関係者が続ける。「8～9月に撮影を始めているドラマがほとんどで、すでに番組のポスターもできあがっています。そんな中、ジャニーズタレントの起用をやめれば、代役を探したり、すでに撮影したシーンを撮り直さなければなりません。スケジュール的に現実的ではないので、二宮さんや松岡さんらを起用することに変更はないでしょう」（前出・テレビ局関係者）。

■「徐々に減っていく可能性」

前出の芸能事務所関係者によれば、来年1月から連ドラへの影響が出始める可能性が高いという。CMの時のように、「連ドラ見送りドミノ」が発生するのか。

「一斉にジャニーズタレントのドラマ起用をやめることはないと思います。徐々に、ジャニーズを使ったドラマが減っていくと考えられます。1月クールは前年10月クールに比べて◯本減った、4月クールは1月に比べて◯本減った…という具合にです。近年、テレビ局はジャニーズタレントばかり集めて、彼らの人気頼りな作品もありました。今回の件を機に、そうした制作体制も変わるのではないでしょうか」（前出・芸能事務所関係者）。

ジャニーズ事務所は社名変更の可能性が取り沙汰されるなど、大きな動きを見せている。テレビ局も「転換期」を迎えているのかもしれない。