3連覇達成のオリックス中嶋聡監督　「花開いてほしいと思った選手が戦力になった」【週刊バファローズ】

オリックスが劇的な逆転劇でロッテを破り、パ・リーグ3連覇を成し遂げた。昨年、一昨年と優勝マジックが点灯しなかったが、今季は2位以下を15ゲーム以上離し、残り試合も残した上での圧勝となった。

 

■2023オリックス・バファローズ戦績　9.19−9.26

対　千葉ロッテマリーンズ
大阪・京セラドーム大阪
9.19
○オリックス（東）3−2（小島）千葉ロッテ●
9.20
○オリックス（山崎福）6−2（カスティーヨ）千葉ロッテ●

対　福岡ソフトバンクホークス
福岡・福岡PayPayドーム
9.23
○オリックス（田嶋）6−1（森）福岡ソフトバンク●

対　埼玉西武ライオンズ
大阪・京セラドーム大阪
9.24
○オリックス（山本）4−1（隅田）埼玉西武●
9.25
○オリックス（曽谷）4−3（宮川）埼玉西武●
9.26
●オリックス（齋藤）1−6（松本）埼玉西武○

※（カッコ）内は先発投手。
※通算成績はオリックス134試合82勝48敗4分けで優勝（2023.9.26現在）

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■本拠地で優勝

優勝マジック2で迎えて勝てば本拠地での優勝が決まる試合となった20日のロッテ戦（京セラ）。打線はロッテ先発のカスティーヨを前に大苦戦。オリックス先輩の山崎福也は2失点を喫してしまう。

しかし、ロッテは6回二死から継投に入ると、7回二死からオリックス打線がつなぎまくり、一挙に6得点で逆転。8回を宇田川優希、最終回を山崎颯一郎がピシャリと抑えて、チームは本拠地で優勝。中嶋聡監督は胴上げで5度宙に舞った。

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■中嶋監督「日本一目指して」

中嶋監督は「最高です！」と言うと夏場から抜け出したチームについて「投手陣が頑張りましたし、だいぶ助けてもらいました。野手陣もいい守備をして、いいところで打って勝利につながったと思います。調子がいい選手、楽しみな選手、いろいろいますので、何とか花開いてほしいと思っていましたし、それがしっかり戦力となったことが大きい」とシーズンを振り返る。

最後には「次のクライマックス（CS）しっかり勝って日本シリーズ行って、まあ…あまりハッキリ言いたくないですけれども、日本一目指して頑張りたいと思います」と力強く2年連続日本一を宣言。

京セラでは初（大阪近鉄時代の2001年は9.11同時爆破テロで、一昨年はコロナ禍でそれぞれ自粛）となるビールかけにナインたちは酔いしれた。ファンにとってもたまらない夜だったことだろう。