たばこ増税どう思う?低価格「わかば」「エコー」も値上げへ
日本たばこ(JT)が4月1日、「旧3級品たばこ」の価格を改定する。「わかば」「エコー」など全6銘柄が値上げになる。
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■消える?「安タバコ」
価格改定は、6銘柄を対象にした「たばこ税」軽減措置の段階的な廃止を受けたもの。軽減措置は、たばこ増税による値上げが続いたことで金銭的な負担が大きくなっている愛好家への配慮などから実施してきた。
1箱20本入りが500円に近づきつつある他の銘柄に比べると、軽減措置と相まって価格は格段に安く、フィルター付きでも250円程度に抑えられている。
改定後の6銘柄価格は以下の通り。
・わかば(260円)→290円
・エコー(250円)→280円
・しんせい(250円)→280円
・ゴールデンバット(210円)→260円
・ウルマ(260円)→290円
・バイオレット(250円)→280円
値上げになっても300円以下と、やはり安価ではある。
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■増税に賛成4割
しらべぇ編集部の調査によると、「タバコ増税(値上げ)に賛成」という人の割合は45.3%。
性年代別では、母親世代の代表格ともされる30代女性で賛成する人が最も目立ち、52.8%だった。
「妊婦の喫煙」「副流煙の胎児・こどもへの影響」といったキーワードに代表される「たばこ」「母性の健康」の相反する関係性が、改めて浮き彫りになったといえるかもしれない。
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■喫煙率との相関性も
さらに調査を進めて47都道府県別では、京都府で「賛成」率が最も高く61.3%。最も低い北海道は38.5%と差が付いた。
数値には喫煙率との相関性も。47都道府県別の喫煙率で、京都府は3番目に低い18.5%。対して北海道は最も高く27.7%に上る(厚生労働省 平成25年「国民生活基礎調査の概況」より)。
なおJTでは、6銘柄と同時に主要ブランド「メビウス」全35銘柄も価格を改定。一律で10円値上げし440円とする。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の男女1348名