ダイソー「550円の扇風機」、想像以上のクーラー効果と1つの“注意点”
ダイソーにたくさんある扇風機商品。今回は保冷剤を入れるミニ扇風機をレビューしてみる。
100円ショップDAISO(ダイソー)の店頭に並ぶ涼感グッズ。その中にある“風が涼しくなる”ミニ扇風機は、どれくらいのクールさを我々に届けてくれるのか、実証実験した。
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■後ろに保冷剤を入れるタイプ
今回紹介するのは「保冷剤ポケット付ミニ扇風機(USB式)」(税込550円)。ダイソーは黒電話型扇風機からハンディタイプまで多数の扇風機を用意しているが、同商品の特徴は、背部に付いたポケットに保冷剤を挿入できること。その保冷剤によって冷やされた空気が、風となって吹き込む仕組みになっている。
保冷剤はポケットに入れば何でもよい。サイズが合うものさえあれば…。
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■小さな保冷剤を探して…
とはいっても、ケーキ屋さんでもらう保冷剤でもない限り、このサイズの物は冷凍庫には入っていない。小さい保冷剤なんてどこで売ってるんだ…と悩む間もなく、ダイソー店内にちょうど良い商品が売っていた。「氷点下保冷剤ハードタイプS」(110円、写真右)。
試しに本体ポケット部分に入れてみると、じつに大きさがちょうどいい。保冷剤の重さで扇風機が倒れないか心配になったが、本体には5つの足が伸びており、がっしり地面をつかんで安定感抜群。問題なかった。
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■高さ調整が必要
USBケーブルをノートPCに差し込み、本体正面のボタンを押す。風は3段階のパワーが選べ、ビュービュー吹き込んでくれる。しかし、いかんせんファンが小さいので風を感じるのは距離にして30~40cmほどか。
顔に風を当てたかったが、ファンの角度調節機能がないため難しい。扇風機自体を顔の高さに置く必要があるため、下に本やティッシュ箱を置いて高さを調整した。
風の強さだが、PCをやりながら“顔だけ”に風を感じるのなら問題なし。やや音が気になるが、USBケーブルで給電してくれるのでコード系はストレスがなかった。
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■いよいよ冷たい風が…
そして数時間後、凍った保冷剤を突っ込むと、「おお、涼しい…!」とリアルに感じる。普通の卓上扇風機より全然良い。これは十分使える…!
しかし1点だけ注意点。大きい保冷剤を突っ込みすぎると、ファンが十分に吸気できず風量が極端に下がる。記者はもっと冷やしたいため、保冷剤を追加して使っていたが、そうなると風が弱まってしまい爽快感が半減していたのだ。
保冷剤を適量にしてしっかり吸気できるようにすると、約1時間ほどはひんやりした風を感じることができた。節電でなんとなく生ぬるいオフィスや自室で使えば、効果を発揮してくれそうだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)