ジャニーズ事務所、新社名「スマイルアップ」に囁かれる不安 同じ名前の商品が…
ジャニーズ事務所が「スマイルアップ」に社名変更する。この名前には不安な点も…。
17日、ジャニーズ事務所が創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更する。今後、同社は被害者へのケア・補償のみを業務とし、所属タレントは今後設立されるエージェント会社へ移籍するという。
新社名には早くも「問題」が浮上していて…。
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■60年以上続いた「ジャニーズ」
「ジャニーズ」という名前は、ジャニー氏の過去に由来する。1950年代、アメリカで働いていたジャニー氏が日本に帰国後、少年野球のチームを作ることになり、チーム名を「ジャニーズ」と命名したのが始まり。
その後、1962年に芸能事務所「ジャニーズ事務所」が創業。60年以上続いてきたが、性加害問題を受け、創業者が命名した社名と訣別することになったのだ。
「ジャニーズアイランド」などの子会社名、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、ジャニーズJr.など、「ジャニーズ」の名前を冠したグループ名、会社名は順次変更していく。
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■「ブランドを失う」
今後は、「スマイルアップ」として被害者のケアに専念していく。ある芸能事務所関係者は、タレント達への影響も懸念されると話す。
「老若男女問わず『ジャニーズ』という名称が認知されています。例えば、唐沢寿明さんと聞いて、所属事務所の『研音』をすぐに思い浮かべる人はそう多くないでしょう。ですが、木村拓哉さんや二宮和也さんの名前を聞けば、すぐに『ジャニーズ』を連想できます。高い知名度を誇る社名が変われば、タレントにとってある種のブランドを失うことになります」(芸能事務所関係者)。
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■「同じ名前の商品、サービスが…」
「ジャニーズ」の後を継ぐ「スマイルアップ」。業界内では、早くも問題点が囁かれているようで…。
「プリマハムの『スマイルUP!』をはじめ、カネボウ化粧品の『スマイルアップチークス』、積水ハウスの住宅経営プラン『スマイル・アップ・プラン』、さらには競走馬の『スマイルアップ(Smile Up)』など、同じ名前の商品やサービスが多いんです。なぜ、あえて“被り”が多いこの名称にしたのでしょうか…」(前出・芸能事務所関係者)。
実際、ネット上で「スマイルアップ」で調べると、同名のリフォーム会社や不動産会社が多数ヒットするのだ。
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■エージェント会社の名称は…
「スマイルアップ」は被害者への補償を終えたら廃業する。今後、ジャニーズタレントが移籍するエージェント会社の名前はファンクラブでの公募によって決まるという。
10月15日時点で新会社の名前は発表されていないが、この社名はタレント達にとっての「顔」となる。どんな社名になるのか、今後の発表を注視したい。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)