サル並み脳?「昨年の計」の9割、もはや忘却のかなたに
「一年の計は元旦にあり」。よく耳にする言葉で、中国の故事成語「一年之計在春」から来ている。
ここでいう「春」とは、旧暦1月のこと。「年間計画はお早めに」といったところである。 2016年を迎えた今日は、さっそく「一年の計」を立ててみたという人も多いことだろう。
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■9割が「立てても忘れる」一年の計
一方、しらべぇ編集部の調査によると「2015年正月に立てた『一年の計』を覚えている」人の割合は、わずか9.0%にとどまる。
すなわち10人に9人以上は、すでに昨年の「一年の計」を思い出せないということだ。
ただし「同年代の他人より出世している」という意識を持つ人に限ってみると、「覚えている」人の割合が24.3%に跳ね上がる。「年収1000万円以上」という人でも18.9%と高い数値を示した。
当たり前といえば当たり前ではあるが、目標を立てて実行することの大切さをイヤというほど思い知らされる痛い数字である。
とはいえ、せっかく立てた「昨年の計」ですら忘却のかなたへ押しやっているようでは、実行も何もあったものではないわけだが。
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■さそり座、ここでも「いちずな星」か?
さらに調査を進めると、星座別では「さそり座」生まれの人で覚えている割合が15.1%とずばぬけていた。
さすがは「いちずな星」だと言いたいところだが、あれは有名な歌謡曲の話。その性格をしらべぇの人気コラム【星座で調査】の「さそり座編」で見てみると…
秘密主義なところがあり「何を考えているのかわからない」
目的を達成するためなら、非情な手段に出ることもある
ということがわかる。どうやら、いちずはいちずでも少々ブラックな側面があるようだ。
身辺に「さそり座」生まれがいる人は、さそり座が「ブラックな一年の計」で自分を標的にしていないかを注意しながら過ごしたほうがいいかもしれない。
■もう「元旦」は終わっている…かも
ちなみに元旦とは「元日(1月1日)の朝」のこと。文字通りに受け止めると「一年の計」は、遅くとも1月1日の午前中に立案を済ませておかねばならないということになる。
よって「一年の計」をもくろみつつも現時点で未策定だという人は、ぜひ大急ぎでプランニングを…。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1,371名