今夜「エヴァンゲリオン」HD版初放送!碇ゲンドウの声に注目

2016/09/16 09:30

画像はエヴァンゲリオン 公式サイトのスクリーンショット
画像はエヴァンゲリオン 公式サイトのスクリーンショット

テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が初のHDリマスター+5.1chサラウンドで2016年9月16日(金)より毎週金曜23時45分にNHK BSプレミアムで放送する。

しらべぇ取材班は、エヴァンゲリオンにくわしい映像マニアの男性に、第壱話を観る上で見逃してはいけない3つのポイントを聞いた。



 

①見逃してはいけない説得力溢れるカット割り

「やはり、作画の神である磯光雄氏の腕が光るアニメーションを見逃してはいけません。


冒頭の使徒と国連軍との戦闘シーンやミサトの運転する車が使徒の足元から逃げ延びるシーンなどありますが、やはり使徒がミサイルを止めるカットが本当に素晴らしいんです。


使徒サキエルがATフィールドで打ち込まれたミサイルをことごとく弾き飛ばすんですが、一本だけ使徒サキエル自身がミサイルを片手で受け止めるんです。


そのミサイルがバナナの皮を向いたように避ける。物理的にはあり得ない。でも、サキエルの強さを示すのに、圧倒的説得力があるシーンなんです」


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②碇ゲンドウを演じる立木文彦さんの演技

「最近TVで放映されていたこともあり、エヴァといえば『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の印象が一般的に強いでしょう。


ゆえに、立木文彦さんの演じる碇ゲンドウの声の演技が、聞きなれたゲンドウとの違いに気づけると思います。


TVアニメシリーズのエヴァンゲリオン第壱話はいちばん最初です。何年も作りあげてきたゲンドウと違って、まだ芝居が固まっていないんです。


注意して聞いていると、おもしろい違和感を楽しめるかもしれません」


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③劇中音楽

「エヴァンゲリオンの強みはなんといっても音楽です。5.1chサラウンドではどんなふうに表現されるのかは聞いてみるまではわかりません。


しかし、劇中音楽が、そしてオープニングが、当時のアニメオタクたちの心を鷲掴みしたのは事実です。期待してしまう気持ちは大きいですね」


第壱話だけでも、見どころは満載のようだ。存在は知っているけど、まだ未見の人も、久々に見る人も、覚えるほど見直している人も、リマスター版を見逃さないようにしたい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ

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