自宅を「ゴミ屋敷」にしてしまう人の傾向 意外な関連性も
自宅は、本来であれば落ち着けて安らげる空間のはず。だが、家の中がゴチャゴチャで、「ゴミ屋敷状態」になっている人はいないだろうか。
片付けが苦手で家を汚くしてしまう人には、どのような傾向があるのか。しらべぇ編集部では調査をしてみることに。
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■女性のほうがだらしない?
「自宅はどちらかと言うとゴミ屋敷だ」と回答したのは全体で13%。性年代別で見ると、その特徴がわかる。
とくに20・30代の若い女性たちにゴミ屋敷の人が多いと明らかに。働く女性たちは、仕事に追われると家の中に整理整頓はおろそかにしてしまうのかも。
一方で、男性は50代がもっとも片付けが苦手なよう。若い男性のほうが家の片付けをしっかりできている人が多く、女性とは真逆の傾向にある。
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■収集癖がゴミへと変貌
さらに調査を続けたところ、ある特徴が見えてきた。ゴミ屋敷にしてしまいがちな人の中には、「収集癖」がある人が多いようなのだ。
趣味が講じて、カメラのレンズを集める人やフィギアを集めるのが好きな人は、注意が必要だ。
テレビの特番などで報道されるゴミ屋敷の家主が、目の前のゴミを見て「これはゴミじゃない! 宝物だ!」と激怒するシーンがある。他人から見ればゴミでも、本人にとってはそれは大事なものなのだ。
収集癖により手のつけられないほどのゴミ屋敷になる前に、適度な掃除を心がけたほうがいいのかもしれない。
■不安な気持ちからゴミ屋敷に…?
また、別の調査で気になる傾向も見られた。テロが怖くて外出を自粛したことがある人ほど、ゴミ屋敷率が圧倒的に高いのだ。
「テロの恐怖」と「ゴミ屋敷」に関連性があるとデータで示されたのは、驚きである。
ゴミを貯めてしまう癖を、心理学では「ホーディング」という。これは強迫性障害症の一種であるといわれ、「不安」が原因だそうだ。極度の不安により、物を捨てられずに貯め込んでしまうこともあるという。
「テロが怖くて外出を控えたことがある人ほどゴミ屋敷」だと結果が出たのは、この「不安な気持ちが強い人」というのが反映されたからといえるかも。
家を足の踏み場のないほどゴミ屋敷化させてしまう原因は、人それぞれ改善すべき点はあるだろう。家が汚くて悩んでいる人は、なぜそうなってしまっているのか。改めて考えてみてはどうだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1358名(有効回答数)