地元愛がないのはどんな人たち?地域や年収で差が出る傾向
8月3日、第3次安倍政権が発足した。地方創生担当相として山本幸三氏が初入閣を果たしたが、地方創生には国民の地元愛も必要だろう。
そこで、しらべぇ編集部では全国1,376名の男女に「地元愛がない人がどれほどいるのか」を知るため調査を実施した。すると、全体では32.6%の人が該当したのである。
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■観光地となっている場所は地元愛が強い傾向か
次に、「エリア別」ではどこの人たちが地元愛がないのかを調べたところ、東北地方がもっとも高く43.9%。その一方で、甲信越地方は低く21.6%となった。
さらに、「都道府県別」で見ると京都府が1割程度ともっとも低い結果に。
いずれの調査でも、観光が盛んな地域は地元愛が高い傾向にあるようだ。また、東京に憧れる人が多いといわれる千葉県民と埼玉県民は、やはりというべきか地元愛のなさが全体平均を上回っていた。
都道府県の魅力度ランキングでは、京都府は毎年2位に君臨している。また2015年度のランキングを見ると、甲信越では10位に長野県がランクイン。東北も決して低いわけではなく、20位前後をキープしている。
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■年収が高いほど「地元愛がない」
地元愛があるかどうかは、年収で比較しても差がでると明らかに。年収1,000万以上の人たちは、約4割が地元に関心がないようなのだ。
地元から出たくてがむしゃらに勉強をしたり、「都会で成功してやる」という強い思いから出てくる人も多いのだろうか。
地元愛がなければ、 出世できるほどの能力の高い人たちが都会に出た後に、地方に戻るのは考えにくそうだ。
先を読んだ地方創生のためにも、子供たちに地元愛が生まれるような教育も必要なのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・ニートgoma)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1,376名(有効回答数)