『鬼滅の刃』の「打ち切り寸前だった説」は本当なのか 時系列的に解説

『鬼滅の刃』の人気の秘密を、連載開始前読み切り作品から今に至るまで、通史的にコアに紹介。

2020/03/01 13:00


 

■「作者はドS女」との噂も

第41話「胡蝶しのぶ」では、女性キャラに独特の面白台詞や無慈悲な台詞を言わせる作者の特長がよく出ている。なお、2月24日は胡蝶しのぶの誕生日。

最初の記事通り、作者には女性説が出ているのだ。 じつは、読み切り時に作者は「担当さんと私は生き別れの兄妹のようにそっくりだよ」と語っている。担当は男性であった。

作者が女性ならば、少年漫画家として女性ならではの最高のセンスを備えているといえる。なお、キャラの身体がもがれる描写も手伝い、「作者はドS女なのか」という噂でも作者は読者に愛されているようだ。


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■ 『鬼滅』の時代

アニメ映画公開予定の無限列車編、続いて遊郭編、刀鍛冶の郷編と、幻想的演出、おどろおどろしい演出、独特で魅力的な女性キャラと意外な展開と、『鬼滅』ワールドは最高潮を迎える。

本編遊郭編序盤でコミック累計150万部を突破。掲載順でもジャンプの看板クラスとなる。

意外性のよい例といえば、鬼殺隊の最強部隊である「柱」の力関係だ。序盤から登場し最強格と思われた冨岡義勇やしのぶが最強格ではなく、へんてこな肉体派デザインの岩柱が最強というのが意外性あるニクい演出である。

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■潔すぎるクライマックス展開
週刊少年ジャンプ進撃の巨人ONEPIECE鬼滅の刃吾峠呼世晴肋骨さん過狩り狩り嘴平伊之助胡蝶しのぶ岩柱冨岡義勇遊郭編刀鍛冶の郷編無限列車編上弦の鬼
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