例年100万人以上来場の有田陶器市がオンライン開催に　町長は「感謝の気持ちを込めて」

■延期による経済損失10億円

有田町の松尾町長は、しらべぇ編集部の取材に対して、「一応延期の形を取っているが、開催の見込みが立たないため、経済的損失は10億にのぼる」と話す。

また、「売上を見込んでいたイベントが突然飛び、新型コロナの影響で、ホテルや飲食業界での有田焼需要も止まってしまっているため、町として、大変な打撃を受けている」と語る。

そんな状況だが、「全国にいるファンの皆さんにイベントにお越し頂けないので、今年は感謝の気持ちを込めて、有田焼をお届けしたい」とWebイベントにかける想いについて述べた。

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■送料は有田町が全額負担

今回のWeb有田陶器市では、1つの店で2,000円以上購入すれば、町が送料を全額負担する。これは、町の緊急予算で対応するとのこと。また、松尾町長には、陶器市を延期した関東や甲信越、四国の陶磁器産地と共同で、販売サイトを立ち上げたい想いがあるという。

最後に、「有田町が陶磁器界のリーダーとして、陶磁器業界全体を盛り上げていきたい」と述べた。

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（取材・文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）