タイトル獲得まであと1勝と迫った将棋の大天才・藤井聡太七段　唯一の弱点とは

■藤井七段の弱点は…

そんな完璧超人のような藤井七段。将棋盤の上では、ほとんど弱点らしきものは見当たりません。しかし将棋盤の外では、ほとんど唯一ではないかと見られる弱点を抱えています。それはキノコです。

藤井七段は家庭での食事や、一門の鍋会などで、キノコは徹底的に避けます。 藤井少年がキノコが苦手なことは、もともとは家族や師匠ぐらいしか知らなかったことだったでしょう。しかし藤井七段が大活躍するにつれ、ファンや関係者の間でもすっかり有名になりました。

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■キノコは徹底して避ける

ネットの中継では対局の合間、棋士が何を食べているのかも伝えられます。そのため、藤井七段の食事はすべてキノコ抜きなのがわかります。

全国各地でおこなわれるタイトル戦ではその土地その土地での名物が出されますが、先日おこなわれた王位戦（棋聖戦とは別のタイトル戦で、藤井七段はそちらでも挑戦中）では、きしめんのセットからキノコの天ぷらが抜かれていました。

盤外ではキノコとの戦いは徹底的に避ける藤井七段。一方で将棋盤の上では、相手のどんな得意形でも受けて立ちます。9日におこなわれる棋聖戦第3局では、格上の渡辺棋聖を相手に、やはり堂々と戦うことでしょう。

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（取材・文／将棋ライター・松本博文）