約4割の人が裏切られた経験あり　場合によっては大きな問題に発展することも

■顔を合わせるといまだにモヤモヤ

ショックで人間不信になってしまったという40代の女性は「不妊治療をしていることは親しい数人にしか話していなかったのに、思いもよらない人が知っていて…」と語った。

「精神的にもつらい時期だったし、ショックでした。無事子供に恵まれてからは慌ただしく過ごしたということもあり、結局そのことについて互いに触れないまま微妙な距離を保って今に至っています」と、いまだに友人たちを信用できずにモヤモヤした状態だという。

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■労災に発展するケースも

さらには、職場の上司にSOGI（性的指向・心の性）に関する秘密を暴露された会社員が精神疾患になり、会社を退職して労災を申請したという例もある。

2020年6月に施行された「改正労働施策総合推進法（パワハラ防止法）」では、SOGIハラスメントやアウティング（暴露）がパワハラとみなされ、企業に防止義務が課せられるようになっている。

秘密を共有することで深まっていく仲もあるという考え方もあるが、絶対に知られたくないような秘密は、どんなに親しい相手であっても口にしないほうがいいのかもしれない。

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（取材・文／Sirabee 編集部・蒼羽 結）