前田敦子らが人生につまづいたアラサー三人役 テレ東新ドラマ『かしましめし』

おかざき真里氏の同名コミック原作、「孤独じゃない」グルメドラマ。前田敦子、成海璃子、塩野瑛久が共演。

2023/02/28 07:00



 

■「僕はこの作品に携われて運がいい」

3人目の主人公、雨海英治役を務める塩野のコメントと役柄を紹介。自死した同級生の元カレ。美大を卒業後、広告代理店のデザイナーとして勤務していたが、営業に回されてしまい、自分のやりたいことがわからなくなってしまう。

「ゲイを親にカミングアウトするときは、最後まで“楽しい人生”を演じ続ける覚悟がなきゃダメ」というゲイの先輩の信条を胸に生きている。

塩野:台本を読んでいく中で刺さる台詞達はどれも押し付けがましくなく、それぞれの生き方を物語る象徴が散りばめられているように感じました。


生きてきた環境が違えば抱える想いも違うから、仕事に人間関係、様々な形があると思います。それでも我々が日々口にする食事だけは同じ時間を共有できる唯一の環境なんじゃないでしょうか。僕はこの「かしましめし」という作品に携われて本当に“運がいい”です。


日々強く、そして繊細に生きる全ての皆さまに届いてほしい作品だと思っています。この作品も、より多くの人が共有できる。そんな作品にできるよう全力で向き合おうと思います。


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■「夜中にお腹が空くこと必至」

かしましめし

なんと、原作者のおかざき氏からもコメントが。

おかざき氏:『かしましめし』はマイペースにかなりゆっくり、ひっそり連載しているお話です。役者さんみなさまそれぞれバックボーンを持っていてかつ華やかで、彼・彼女らの口から出る台詞を一刻も早く聞きたくなりました。


脚本も原作をとても大事にしていただいて、さらにテンポよく一歩踏み込んで面白くなっていて、期待しかありません。まして「食べ物ドラマ」で評判の高いテレ東さんです、自分が普段作っているメニューなのに視聴したら夜中にお腹が空くこと必至です。


テレビの前のみなさまに、温かい気持ちになったりお腹が空いたり、明日もちょっと生き延びようと思ってもらえますように。


 

■「原作を読んだとき、同じ年齢でした」

最後に、プロデューサー・藤田絵里花氏のコメントを紹介する。

藤田氏:はじめてこの原作を読んだとき、ちょうど自分もこの3人と同じ年齢でした。「30歳を目前に控えたこの煮え切らない空気感、わかるわかる!」とページを捲る手が止まらず、同時にこの3人の関係がとても羨ましくなりました。


干渉しすぎず、でも支え合いながら共に生活をするこの関係が、とても繊細で美しく、尊いものに見えたからです。また、この3人を優しく包み込む“おうちごはん”も、毎度魅力的です。劇中には“人と分かち合うからこそ、楽しくて美味しい”。そんなごはんの数々が沢山登場します。


一週間の始まりの月曜日、美味しいごはんとともに、優しい時間を共有できればと思います。テレビ東京が贈る「孤独じゃないグルメ」、ご期待ください!

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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる

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