スターダム“貴婦人”桜井まいがタイトル初戴冠　「今日はドンペリでお祝いしましょう」

ブシロード傘下の女子プロレス団体・スターダムがビッグマッチ『STARDOM Flashing champions 2023』5.27東京・大田区総合体育館大会を開催した。

セミファイナルでは、アーティスト・オブ・スターダム選手権試合、チャンピオンチーム、KAIRI＆なつぽい＆安納サオリのリスタートに、ジュリア＆桜井まい＆テクラのドンナ・デル・モンド（DDM）、バリバリデンジャーズが挑戦。

ジュリアがアイスリボン時代から縁のある安納との絡みが注目されるところ。

 

■安納・貴婦人からスタート

試合は安納と「ワタクシがいきます」と自ら名乗り上げた“貴婦人”桜井でスタート。桜井はジュリアの助けもあり、安納にダメージを与えるが、安納もなつぽいの助けがあり、これに応戦する。

KAIRI、なつぽいが桜井に集中攻撃。桜井は何とかテクラにタッチをする。テクラはなつぽいにリバースインディアンデスロックから鎌固めで締め上げる。

これを切り抜けたなつぽいはテクラに張り手とエルボーを連打すると、ジャーマンを放つもカウントは2。

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■ジュリア・KAIRIにタッチ

テクラも応戦しジュリアにタッチすると、なつぽいはKAIRIにタッチ。この組み合わせも注目のマッチアップだ。

張り手を連打するジュリアに対して、KAIRIは強い一打でジュリアをフラフラにさせたが、グラウンドに持ち込みサブミッションを極めるジュリアにKAIRIは悲鳴をあげる。

さらにジュリアはナックルパートを放ち、場外にエスケープするKAIRIだったが、リングに戻るとカウンターの裏拳。ジュリアのブレーンバスターをDDTで切り返す。

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■バリバリデンジャーズが王座奪取

安納にタッチをすると安納はジュリアにロコモーション式フィッシャーマンスープレックスから、ジャーマンを放つもカウントは2。逆にジュリアはひねりを加えたバックドロップを放つ。

その後、ジュリアと安納は一進一退の攻防を展開。最後はなつぽいと安納の同士討ちから、ジュリアが雁之助クラッチでカウント3。バリバリデンジャーズが王座を奪取した。

試合後、STARSの岩谷麻優＆葉月＆コグマが挑戦表明。コグマの提案をジュリアが受諾したため、初防衛戦は金網マッチで行われることになりそうだ。

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■桜井「今日はドンペリでお祝い」

最後はタイトル初戴冠となった桜井が「大田区総合体育館大会にお越しの庶民の皆さま〜！　ごきげんよう！　ワタクシ桜井まいがベルト初戴冠しましたわ〜！　この喜び、今日はドンペリでお祝いしましょう！」と絶好調。

「あなたたち庶民は、梅屋敷駅（京急）近くの吉野家の牛丼特盛を食べて私たちを祝ってちょうだい。あ、 そうそう、今日はトッピングしてよろしくてよ。それじゃ、ごめん、あそばせっ！」と歓喜の貴婦人劇場で締め括った。

◆スターダム◆

『STARDOM Flashing champions 2023』

2023年5月27日／東京・大田区総合体育館

▼アーティスト・オブ・スターダム選手権試合（30分1本勝負）

＜王者組＞KAIRI＆なつぽい＆●安納サオリ（18分23秒　雁之助クラッチ）ジュリア○＆桜井まい＆テクラ＜挑戦者組＞

※第29代王者組が初防衛に失敗、バリバリデンジャーズが第30代王者となる。

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■執筆者プロフィール

どら増田：1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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（取材・文／Sirabee 編集部・どら増田）