横浜DeNA、「1点差負け」で交流戦優勝に近づくも… 救援陣の投壊で今後に不安

横浜DeNAベイスターズが初の交流戦優勝に一歩近づく。試合は北海道日本ハムファイターズに1点差負け。リリーフ陣の不安定さが目立った。

新庄剛志・三浦大輔

2005年に始まったプロ野球のセパ交流戦。昨年はヤクルト、2021年はオリックスと、ともにペナントレースを制した球団が優勝を果たしているが、今年は大混戦となった。



 

■三つ巴の優勝争い

7球団が日程を終えた18日時点で、勝ち星は11勝で横浜DeNA、福岡ソフトバンク、オリックス、読売の4球団が並ぶ。19日に1試合を残すDeNAが6敗、他3球団は7敗。また、9勝の東北楽天は2試合を残すため、まだ11勝7敗で優勝のチャンスがある。

11勝7敗で並んだ3球団のうち、オリックスと読売は、TQB((得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング))ですでにソフトバンクを下回っているため、優勝争いはDeNA、ソフトバンク、楽天の三つ巴となっていた。


関連記事:チームは2カード連続の負け越しも『Bsオリ姫デー』は大盛況 「オリックス交換」トレンド入り【週刊バファローズ】

 

■二転三転のシーソーゲームに

19日、北海道日本ハムファイターズを横浜スタジアムに迎えたDeNAは1回裏、2死からの3連打で満塁としたものの6番・ソトが遊ゴロで凡退。

一方の日本ハムは5回、新外国人・ハンソンの右翼への本塁打で1点を先制。さらにエラーもからめて無死満塁と攻めたが、三嶋一輝からマウンドを引き継いだ森原康平が11球で見事なリリーフ。

6回裏、大和の適時打で同点に追いついたDeNAは、7回に無死満塁からキャプテン・佐野恵太が河野竜生が投じた147km/hの速球を左中間に弾き返し、2点適時打。3-1とリードした。


関連記事:侍ジャパン、米国でも韓国でもない伏兵に敗れネット沸く 「中日って国強すぎ」

 

■DeNA救援陣が投壊

山崎康晃

ところが、8回のリリーフに立ったDeNA・伊勢大夢が大乱調。ヒットと四球で無死満塁とし、日ハムの外国人捕手・マルティネスの2点適時打で試合は再び振り出しに。

ただ、続くピンチは今季不調で2軍落ちも経験した左腕・エスコバーが無失点で切り抜けている。日ハムは、延長10回表に登板したDeNA守護神・山崎康晃からパ・リーグ本塁打王の万波中正が左翼席中段にソロ本塁打を叩き込む。

試合はそのまま、DeNAが3-4で敗れた。


関連記事:DeNA・バウアー、オリックスの打撃練習に熱視線 ”因縁”のゴンザレスとハグも

 

■交流戦優勝には近づいたが

この日、「引き分け以上」で初の交流戦優勝が決まっていたDeNA。しかし、1点差負けのため、現段階で11勝7敗で並ぶチームの中ではTQBがソフトバンクを抜いて最上位に。

楽天が大差で2勝すればTQBで上回る可能性があるが、負けはしたものの優勝に向けて有利な立場につけた。ただ、リリーフしながら1死も取れずに降板した三嶋と伊勢、10回に一発を浴びた山崎など、交流戦後に不安を残す結果とも言える。

・合わせて読みたい→DeNA・バウアー、オリックスの打撃練習に熱視線 ”因縁”のゴンザレスとハグも

(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

北海道日本ハムファイターズ横浜DeNAベイスターズ横浜スタジアム佐野恵太ソト伊勢大夢大和セパ交流戦TQBハンソンマルティネスエスコバー森原康平河野竜生
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング