高木豊氏、高校球児の髪型“自由化”に意見 「何やったっていいじゃん」

あす23日に行なわれる仙台育英と慶應義塾の甲子園決勝戦が注目を集める中、高木豊氏が球児の髪型について意見を語っている。

2023/08/22 18:30


阪神甲子園球場

元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が22日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。「夏の甲子園」こと「第105回全国高校野球選手権大会」があす23日に決勝戦を迎えるのを前に、「高校球児の髪型」について意見を語った。

【動画】高木氏が高校野球の“問題”について語る



 

■仙台育英と慶應の決勝が注目

あす23日の決勝では、宮城・仙台育英と神奈川・慶應義塾が対戦。昨年に続く連覇を目指す仙台育英と、103年ぶりに決勝に進出した慶應との一戦とあって、きょう22日に発売された決勝戦のチケットは1時間ほどでほぼ完売するなど注目を集めている。

そんな中、SNSやメディアでたびたび話題となっているのが、「高校球児の髪型」だ。以前は野球部員が丸刈りにするのが定番となっていたが、次第に髪型を自由にする高校も増えており、これに対してさまざまな声があがっている。


関連記事:甲子園準決勝、仙台育英のスクイズ判定に疑問の声も 「悔しい」「すっきりしない」

 

■「なんで伸ばしちゃいけないの」

球児の髪型の変化について、高木氏は「それが何の問題があるんだ?」と疑問を呈し、「昔は修行の1つだったからね…。みんなもういいんじゃないの? 伸ばせばいいのに。何やったっていいじゃん、髪型ぐらい」と話す。

高木氏自身は、中学生のときに北海道から山口へ引っ越した際、丸刈りの校則に戸惑ったそうで「なんで? みたいに思ったよ。受け入れたけども、なんで伸ばしちゃいけないのかっていう疑問は常に持ってた」と振り返った。


関連記事:サンド・伊達みきお、東北背負う仙台育英への想い 甲子園決勝に向け「あるお願い」も…

 

■髪型は「歴史が変わることではない」

出場校によっては、監督が髪を伸ばすことを提案したものの、選手側が「歴史を変えたくない」と反対したケースもあったという。

これに、高木氏は「伝統ではなくて、昔の暗黙の決まりみたいなのがあったから」とし、「伝統だっていうふうに思わないほうがいいよ。あんまりとらわれなくてもいいよな。それで歴史が変わることではないから。髪型ぐらいで歴史が変わったら大変だよ」と苦笑。「髪型とか、何を着てようがあまり気にすることではないんじゃないの」と語っていた。


関連記事:三代目JSB・岩田剛典、母校・慶応の決勝進出に「これは嬉しい」 「歴史に残る甲子園」

 

■実際に野球を諦めた人も

球児の髪型には多くの人が関心を持っている様子。コメント欄では「中学の野球部が強制的に五分刈りにしなくちゃいけなくて、それが嫌で野球部入らなかった奴いたからなぁ」「野球センスある子が他のスポーツを選択することも、思春期なら普通にあるだろうな。もったいない」といった声がみられ、中には「野球部は丸刈りだったから中学生になったときに辞めました」と、実際に髪型のために野球を諦めた人も。

また、「別に爽やかで強ければなんでも良いと思います」「丸刈りも長髪もどっちでもいいけど、同調圧力だけはやめてほしい」「自分の意思で色々な選択肢ができることを認めていったほうがいいんじゃないかなって思う」といった意見が寄せられた。

甲子園へ行こう!【Amazonでチェック】

次ページ
■高木氏が高校野球の“問題”について語る
髪型高木豊仙台育英夏の甲子園丸刈り高校球児YouTubeチャンネル慶應義塾高木豊 Takagi Yutaka第105回全国高校野球選手権大会
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング