岡田彰布監督は「失敗を受け入れる大きさがある」 掛布雅之氏が采配を称賛

掛布雅之氏が『サンデーモーニング』で阪神タイガース岡田彰布監督の采配や「器の大きさ」を称賛して…。

2023/09/10 11:10


岡田彰布

10日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、元阪神タイガースの掛布雅之氏が岡田彰布監督の采配を称賛した。



 

■掛布氏が阪神好調の要因を分析

セントラル・リーグ首位の阪神タイガースが今週5連勝したことについて、司会の関口宏が星取表を見ながら「真っ白ですよ、負け知らず」と驚く。

好調の要因について掛布氏は「今年の阪神はそんなに打っているわけじゃないんですけども、どの数字がすごいかというと、取っているフォアボールの数が1番なんです」と指摘する。

続けて「フォアボールって4球投げますよね。4球以上投げなければフォアボールじゃない。それだけピッチャーにボールを投げさせるということは、ピッチャーは相当疲れますよね」と話した。


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■四球の査定を上げていた

さらに掛布氏は「与えたフォアボールは阪神が1番少ないということが、チーム防御率が唯一2点台なんですよ。このフォアボールが多いということは、仕掛けを遅らせなければいけない」と分析する。

そして「岡田監督がシーズン前に球団に話を持っていって、フォアボールの査定を上げてくれないかといって、0.何ポイントか上げているんですよ」とコメントした。


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■「失敗を受け入れる大きさ」

掛布氏は続けて「それともう1つ岡田監督が素晴らしいのが、ノーアウト1塁2塁で、ベンチからサインを出さなければ、ショートゴロダブルプレーを打ってもいいよ、三振でもいいよという、選手の失敗を受け入れるだけの大きさがあるんですよ」と指摘。

そのうえで「だから打席のなかで選手はすごく楽に自分の野球ができるから、フォアボールの数が増えるということだと思います」とコメントする。

さらに「フォアボール数の少なさにアッパレをおくってください」と語っていた。


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■阪神の優勝が濃厚に

9月9日終了時点でマジック7と18年ぶりの優勝が確実な情勢となってきた阪神。その原動力に、今年から再び就任した岡田監督の力を指摘する声は多い。

Sirabee編集部が、キャンプイン直前の1月18〜21日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に実施した調査では、前年まで2連覇していたヤクルトの評価が高く、阪神は3位だった。

セ・リーグ優勝予想

ミスタータイガースで現役時代クリーンナップを組んだ掛布氏も、岡田監督の采配を高く評価しているようだ。

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年1月18日~1月21日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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