阪神・岡田彰布監督の四球査定、ライバルの巨人OBが大絶賛 「これってすごい」

岡田彰布監督の提案がきっかけで四球が激増、優勝につながったと言われている阪神タイガース。ライバル球団・巨人のOB2人も、この発想に舌を巻いている。

2023/09/30 20:15


岡田彰布

読売ジャイアンツOBの高橋由伸氏・槙原寛己氏が、30日更新の槙原氏YouTubeチャンネルに登場。今年18年ぶりの優勝を果たした阪神タイガース・岡田彰布監督の発想を讃えた。

【動画】巨人OB2人も認める岡田監督



 

■ファンも注目した四球の激増

今年の阪神は18年ぶりの“アレ”こと優勝を果たし、ファンの間では岡田監督の手腕が注目の的に。中でも、四球を査定に含めるようにしたアイデアは、出塁率の上昇という目に見える結果を残して話題になった。

槙原氏はこれについて、「岡田さんと会ってきたの、こないだね」と取材を回顧。「フォアボール今年めちゃくちゃ増えたじゃん?  で『何かあったんですか?』って聞いたら、『俺はシーズン前に、フォアボールの査定をとにかく上げろ』『7回~9回の先頭バッターのフォアボール、これはもうヒットと一緒にしろ』」と、岡田監督の言葉を明かした。


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■「これってすごいじゃない?」

槙原氏が「これをフロントにOKさせた」「これをミーティングで選手に言ったら、絶対聞くじゃんみんな」と続けると、由伸氏も大きくうなずく。

槙原氏はさらに、四球数の上位をほぼ阪神の選手が占めていることを挙げ、「初球からカーンとフライ打っちゃうような選手が、今1番獲ってるんですよ。これってすごいじゃない?」と絶賛。

「由伸も経験したと思うけど、ミーティングで『今年こういう野球をしたいんだ』って言っても、最初の内はやるかもしれないけど、続かないじゃん?」「査定も全部見直して球団もそうさせた」「これ岡田さんさすが」と、制度から改革した手腕を讃えていった。


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■監督経験の豊富さが影響か

背景としては、岡田監督が三度目の監督就任と経験豊富なことに触れ、「どういうふうにしたらいいかが、明確に出た結果」とコメント。巨人監督経験のある由伸氏も、「経験がたくさんあるんで大きいですよね」と同調する。

由伸氏がさらに、「フォアボールとかってのは、外国人選手が結構あるじゃないですか」と続けると、槙原氏は一層深くうなずきながら「それなのよ」と返答。

「急に、『外国人ってフォアボールすごく査定してるんだよね』ってパンってひらめいた。それで球団に3月にこうしてみないかって話をしたって聞いて」と重ねて舌を巻き、「由伸政権が今後もし来たときの、ヒントじゃないんだけど」と参考にするようにも勧めていった。

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