CSファイナル・オリックスの対戦相手はロッテ 中嶋聡監督「もっともっと熱いゲームを」【週刊バファローズ】
18日開幕のCSファイナルステージで、オリックスは千葉ロッテマリーンズと対戦する。中嶋聡監督は「熱いゲームができるように頑張りたい」と抱負を語っている。
18日から京セラドーム大阪で行われるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージのカードが、パ・リーグ覇者のオリックスと、福岡ソフトバンクとの壮絶な1stステージを制した2位の千葉ロッテの対戦に決定した。
ファイナルステージは4試合先勝したチームが優勝となり、日本シリーズに進出する。リーグ1位のオリックスには1勝のアドバンテージが与えられているため、3勝または2勝1分けでも優勝する。
■2023オリックス・バファローズ戦績
今季のオリックスとロッテの成績は次のとおりだ。
【オリックス今季ロッテ戦成績】
15勝8敗2分け
防御率2.44 打率.239 本塁打13本
【ロッテ今季オリックス戦成績】
8勝15敗2分け
防御率2.87 打率.227 本塁打4本
【オリックス主要先発陣の今季ロッテ戦成績】
山崎福也 6試合2勝1敗 防御率4.06
山下舜平大 2試合1勝0敗 防御率0.00
宮城大弥 6試合3勝0敗 防御率1.06
曽谷龍平 先発未登板
山本由伸 4試合3勝1敗 防御率0.64
田嶋大樹 1試合0勝1敗 防御率9.64
東晃平 2試合2勝0敗 防御率2.13
【ロッテ主要先発陣の今季オリックス戦成績】
小島和哉 3試合1勝2敗 防御率5.12
美馬学 3試合0勝2敗 防御率4.42
種市篤暉 5試合1勝2敗 防御率2.23
佐々木朗希 5試合2勝1敗 防御率1.45
西野勇士 2試合0勝1敗 防御率0.60
カスティーヨ 3試合(先発は2試合)0勝1敗 防御率1.72
メルセデス 2試合0勝2敗 防御率5.40
ロッテは1stステージを1勝1敗で迎えた3戦目、延長10回に3点のビハインドになったものの、その裏の攻撃で逆転サヨナラ勝利という劇的な勝ち方でファイナルステージに進出してきた。かなり勢いがあるだけにシーズンでは15.5ゲーム差をつけ、ロッテにも大きく勝ち越しているオリックスにとっても気を抜くことは許されない。
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■初戦に注目
大きなポイントはやはり初戦ではないだろうか。オリックスはこの2年間、エース山本由伸で初戦を制し、その勢いでCSを突破してきた。3年目の今年も初戦の先発は山本の登板が決定。ロッテは今季オリックス戦で勝ち星のないメルセデスが先発する。
勢いがあるとはいえ、ロッテは1stステージで先発の3本柱を使っており、3イニングしか投げていない佐々木朗希をどのタイミングで起用するのかが注目されるところ。もし初戦の山本で敗れるようなことになれば1勝1敗となり、ロッテに風が吹いてもおかしくないだろう。
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■中嶋監督「熱い試合でした」
前日会見で中嶋聡監督は「1stステージ見てましたけど、非常に熱い試合でした。それに負けないようにもっともっと熱いゲームができるように頑張りたい」と1stステージで生まれた熱を上回るような試合をしたいと抱負を語っていた。今年はCSまでに準備期間をしっかり設けられていただけに、チャンピオンとして下剋上をしっかり阻みたい。
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)