【週刊バファローズ】オリックスのドラフト2位・河内康介、1年目からの一軍登板を目指す 「いずれはエースとして活躍できるように」
オリックスと契約金5000万円、年俸600万円で仮契約を交わした聖カタリナ学園・河内康介。地元球団とあって「すごく縁があるなと感じています」と強調。目標にする選手はエース山本由伸とも。
オリックスはドラフト2位で聖カタリナ学園高校の河内康介を指名した。河内を担当した早川大輔スカウトは「肘を柔らかく使ったフォームから繰り出される最速150キロのストレートと切れ味鋭いスライダーが魅力の右腕。近い将来、チームの主力投手になりえる可能性を秘めた好素材」と評価している。
■オリックスとは「すごく縁がある」
仮契約を終えた際には「仮契約を終えて実感がわきましたし、やっとスタートラインに立てたなと感じています。 大阪出身で小学生の頃からオリックスの試合を見に行っていましたし、縁のある球団に入ることができてとても嬉しく思います」と心境を明かす。
続けて「まだまだ体が細いので、しっかりと戦える体を作って、チャンスがあれば1年目から一軍の舞台で投げたいと思っています。将来的にはオリックスのエースとして、日本シリーズで優勝できるように頑張ります!」とルーキーイヤーからの一軍登板を視野に入れていた。
入団会見でも「小学生の頃からオリックスの試合に何度も行っていたので、すごく縁があるなと感じています」と地元球団との縁を強調。
関連記事:オリックス・曽谷龍平粘投に援護なし 中継ぎ陣は大炎上も中嶋監督「全て悪いもん出した」
■目標はエース山本由伸
目標とする選手は「山本由伸投手を生で見た時に『すごい』と感じました。勝ちの数が多いのでとても魅力を感じていますし、すごい投手だと思います」とドジャース入りが伝えられているエース山本由伸の名前を出した。ファンには「ストレートを見てほしい」という。
対戦してみたいバッターは「僕が小学生の時からすごく有名だったソフトバンクの柳田悠岐選手」と話すと「1年目から一軍のマウンドで投げられるように頑張ります。いずれはエースとして活躍できるようになりたいです。たくさんのファンの皆さんに応援される選手になりたいと思います」と改めてルーキーイヤーからの一軍登板を目標に、将来はエースになりたいと断言している。
関連記事:オリックス高卒2年目の池田陵真が躍動しマジックは16に 気になる優勝Xデーは?【週刊バファローズ】
■山崎颯一郎の背番号「63」を継承
河内に与えられた背番号は、今季まで山崎颯一郎が背負っていた「63」だ。
「そうですね。やっぱ山崎投手の使っていた番号なので、もう自分はやっぱり恥じらないようにこれからやっていかないといけないなっていう風に思いました」と球団の期待をヒシヒシと感じている様子。
山崎のことは「敦賀気比時代から見ていた」そうで「これから63番を背負ってやっていくので、山崎選手に負けないぐらいの能力をつけて、一軍に上がれるように頑張りたい」と決意を語っていた。
最終的には「山崎選手のように練習して、活躍したら18番をつけたいというのはあります」とエースナンバーへの意欲も示した。ちなみに小学生のとき、バファローズジュニアの選考会に落ちており、高校になってプロの舞台という最高の形でバファローズに入団した。
オリックスは次から次へと若手の有望株が出て来ているだけに、河内もその中に加わっていきたい。
関連記事:オリックス・田嶋大樹の離脱でドラ1・曽谷龍平がプロ初先発 巨人打線に「名前負けしないように」
■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
・合わせて読みたい→オリックス・田嶋大樹の離脱でドラ1・曽谷龍平がプロ初先発 巨人打線に「名前負けしないように」
(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)