オリックス高卒2年目の池田陵真が躍動しマジックは16に 気になる優勝Xデーは?【週刊バファローズ】

日本ハムファイターズの2戦目からエース山本由伸が試合を作っていき、チームは連勝でロードを終えた。

2023/09/05 10:55


池田陵真

先週のオリックスは打撃不振が続いたことから、高卒2年目の池田陵真を一軍に昇格して、スタメン起用。

これが起爆剤となり、ビジター6連戦を3勝3敗の5割で乗り切って、優勝マジックも着々と減らしている。



 

【2023オリックス・バファローズ戦績 8.29-9.3】

対 福岡ソフトバンクホークス
長崎・長崎ビッグNスタジアム
8.29
●オリックス(ワゲスパック)0-7(スチュアート・ジュニア)福岡ソフトバンク○
福岡・福岡PayPayドーム
8.30
○オリックス(田嶋)8-4(有原)福岡ソフトバンク
8.31
●オリックス(宮城)0-1x(和田)福岡ソフトバンク○

対 北海道日本ハムファイターズ
北海道・エスコンフィールド北海道
9.1
●オリックス(山崎福)0-3(上沢)北海道日本ハム○
9.2
○オリックス(山本)1-0(伊藤)北海道日本ハム●
9.3
○オリックス(東)3-1(上原)北海道日本ハム●

※(カッコ)内は先発投手。
※通算成績はオリックス118試合71勝43敗4分けの首位。2位の千葉ロッテマリーンズとは10.5ゲーム差。優勝マジック16。(2023.9.3現在)


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■有原らの奮闘するも惜しくもカードは負け越し

福岡ソフトバンクとの3連戦は長崎から幕を開けたが、先発のワゲスパックが乱調な上、ソフトバンク先発のスチュアート・ジュニアを全く打ち崩すことができず、初戦は惨敗。

2戦目は苦手のソフトバンク先発、有原航平を打ち崩すことに成功して、田嶋大樹が復活の勝利を挙げるも、3戦目は宮城大弥が7回を無失点の好投を見せるが、最終回に平野佳寿がサヨナラ打を打たれてしまいカードは負け越してしまう。


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■“負けない男”の登場でチームは連勝

チームは移動日なしで福岡から北海道という長距離移動。北海道日本ハムとの3連戦の初戦は、これまた苦手な上沢直之を全く打てずに完封負け。山崎福也の二桁勝利はまたまたお預けになり、チームも連敗となる。

しかし、2戦目はエース山本由伸が球数を要しながらもキッチリ試合を作ると中継ぎ陣も無失点で抑えて1点差ゲームを勝ち取った。3戦目は“負けない男”東晃平が6回1/3を1失点の好投で自身は負けなしの4連勝。チームも連勝でロードを終えた。


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■今後予想される“デッドヒート”

優勝マジックも16まで減らしたことで、そろそろ気になるのは優勝のXデー。

現時点での最短優勝は14日の東北楽天戦(楽天モバイルパーク宮城)だが、16日から本拠地の京セラドーム大阪で5連戦が組まれており、19日からはマジック対象チームの千葉ロッテとの2連戦があるため、この辺で決まる可能性が高い。

また気になるのはロッテ、ソフトバンク、楽天の3チームによるCS出場争いで、4位の楽天がソフトバンクを猛追しており、ソフトバンクとロッテも4ゲーム差しか離れていない。パ・リーグの2位以下の争いは終盤戦に来てデッドヒートを繰り広げそうだ。


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■埼玉西武との2連戦では曽谷らが先発予定

オリックスは5日からほっともっとフィールド神戸で埼玉西武との2連戦を行う。

ルーキーの曽谷龍平、そして先日ロングリリーフとしていいピッチングを見せた黒木優太が先発予定。ここを乗り切るとマジックを一気に減っていく。


■執筆者プロフィール

どら増田

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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