松井秀喜氏、ドラフト会議の裏話を告白 掛布雅之氏が嘆き「阪神ファンで…」
松井秀喜氏が阪神タイガース入団を希望していたドラフト会議時の裏話を告白。内容に掛布雅之氏が思わず…。
■当たりは残っていたクジ
掛布氏は長嶋茂雄当時監督が松井氏のクジを引き当てたドラフト会議を振り返り「残っていたクジなんだよね、長嶋さんは」と指摘する。
松井氏が「その前がタイガース。2分の1ですよ」と話すと、「あれ、上と下があってね、中村勝広さんという方が新幹線で移動してね。素直に上を引けよと思った」と悔しがった。
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■入団後は「シャットアウト」
当時のドラフトに悔しさをにじませた掛布氏は「もう素直な気持ちで巨人に入っていくわけですよね?」と質問する。
松井氏は「もう、そこはね。それまでのタイガースへの思いはシャットアウトして」とコメント。掛布氏は「そこで阪神と松井さんの赤い糸は切れた」と話し、松井氏も「そういうことですね」と同調していた。
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■阪神は相思相愛を活かせず…
松井氏は1992年のドラフト会議で巨人と阪神を含む4球団から指名を受け、長嶋監督(当時)がクジを引き当て、読売ジャイアンツが交渉権を獲得した。
ドラフト会議前、松井氏は阪神タイガースへの入団を希望していた。1993年から大学・社会人野球の選手を逆指名ドラフトが導入されており、松井氏が大学進学を選択していた場合、阪神に逆指名で入団していた可能性がある。