甲子園に出ても応援しない 母校に思い入れがない人のリアルな割合
母校はいい意味でも悪い意味でも、青春時代の思い出が全部詰まっている。
青春の1ページとして描かれる学生生活だが、自分が卒業した学校は思い出の宝庫。さぞかし思い入れが強い人が多いだろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,348名に「出身校について」の調査を実施。全体で52.0%もの人が、「母校に思い入れはない」と答えたのだ。青春は、きれいな思い出ばかりではないのかも。
■学生時代の人間関係が嫌
男女別では、女性のほうが母校への思い入れがない人が多い。
学生時代の人間関係があまり好きではなかった、との意見もある。
「女同士の付き合いは、学生時代でもいろいろとあったので」(40代・女性)
しかし、男性も半数以上と、少ない割合ではない。
「学生時代の友達とは、すっかり疎遠になってしまった。そんな状態なので、母校への愛はない」(30代・男性)
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■大学の同窓会活動に参加する男性
長く同じ系列の学校にいる人は、母校愛があると答えている。
「中学から大学まで同じ私立の学校だったので、嫌でも愛着が湧く」(30代・男性)
卒業しても、自ら積極的に学校とつながっている人も。
「大学の同窓会の活動によく参加している。いろんな職業や年代が集まるから、人脈作りにもなる」(40代・男性)
慶應義塾大学出身者が集まる三田会を始め、大学の卒業生が集まる組織は、大きな影響力があることでも有名だ。
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■たとえ甲子園に出ても応援しない
非リア充では、6割近くと高い割合になっている。
ずっと目立たない存在として生きていた人にとって、学生時代にあまりいい思い出がないようだ。
「嫌な思い出しかないから、むしろ嫌い。たとえ野球部が甲子園に行ったとしても、応援しないと思う」(20代・男性)
また過去ばかりに目を向けるのは、いかがなものかとの声もある。
「上司が出身大学の話ばかりしているけど、卒業してどれだけ経ってるんだよ。それしか誇れるものないのかよ、って思う」(20代・男性)
青春時代のすべての記憶が、いい思い出になる日は来るのだろうか。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,328名 (有効回答数)