55.5%が売上1万円超え!LINE自作スタンプ成功の鍵とは? 実は表示に盲点あり!

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2014/09/09 07:00

スマホユーザーのほとんどが使用している「LINE」。日本のスマホ加入者数が5000万人強と言われているなかで、LINEの国内ユーザー数は5000万人。その普及率の高さがうかがえます。

そんなLINEが5月に発表したのが、ユーザーが制作した「自作スタンプ」を100円で販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」。開設から3カ月で売上総額が12億3000万円、上位10位までのスタンプ平均収入額が1115万円になるなど、自作スタンプ長者がさっそく生まれて話題になっています。

この自作スタンプ、冒頭のような何百万・何千万円儲かったという大成功事例ばかりが注目されていますが、よくよく調べてみると、全体の20%弱が10万円以上、全体の55.5%が1万円以上売り上げていることが分かりました。5人に1人が10万円、2人に1人は1万円を超す売上ということです!

さらに、スタンプを作っている人の43%がデザイン経験のない人で、スマホやタブレットで描いた絵をスタンプとして販売していたり、パワーポイントやExcelといったオフィスソフトで制作したりしている人までいるそうです。これ、ひょっとして筆者みたいな一般人でもチャンスありません? ということで、LINEでクリエイターズスタンプを担当しているスタンプ企画チームのマネージャー・渡辺尚誠さんに、自作スタンプについて聞いてきました。

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■今から自作スタンプを作ってもチャンスはあるか?

この質問に渡辺さんは、「チャンスは全然あります!」と力強く答えてくれました。自作スタンプは公式スタンプと違い、今までと違う使い方やセグメントを絞ったものが売れているそうです。例えば、恋人に既読スルーを迫るスタンプや、各地方の方言、イラっとするもの、落書きにしか見えないものなどなど。

絵がうまいから売れているというより、みんなで面白がれたり、特定のシーンで力を発揮したりするものなどが売れているので、絵がうまくなくてもアイデア次第でチャンスはあるとのこと。また、今は上位の人気スタンプしか目に触れませんが、カテゴリ化なども検討しているそうで、今まで以上に多くのスタンプが注目される機会が増えるだろうとの回答もいただきました。

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■自作スタンプを作る上で大事なこと

・会話に使いやすいか
・会話に対するレスポンスで使えるか
・いままでにないようなびっくりする絵柄

この3つを挙げてくれました。また、この条件を満たしている人気スタンプとして、「はなのあなふくらんじゃう」というスタンプも紹介してくれました。

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このスタンプは、一見すると落書きにしか見えない動物たちのゆるい絵柄が特徴のスタンプ。絵柄だけでもどこか惹かれる魅力があるのですが、注目すべきは動物のコメント。「だからなに」「チキンかよ」「ぐいぐいくるな」など、結構皮肉なコメントが並んでいます。

文章で言われるとキツイけど、この絵のテイストで動物に言われると許されるという絶妙なバランスをついており、会話のレスポンスで使われることが多い人気のスタンプなのだそうです。

■自作スタンプを作るときの注意点

これに渡辺さんの答えは、「相手が受けとることを考える」というもの。LINEで会話をする場合、自分が送ったコメントは右側、相手のコメントは左側に出ると思うのですが、受けとる側は左に表示されるということを意識していないスタンプが多いのだそうです。これ、意外と盲点ですよね。

いかがでしたでしょうか? 大ヒットを狙ってスタンプを作ることはかなり難しいと思いますが、まずは身内に使ってもらうとこから始めてみて、1万円を狙うことならできそうな気がしますよね。そこから樹形図のように広がっていき、大ヒットになるかもしれません。

ほかにも、LINEスタンプは公開時期と終了時期を選べるので、イベントごとに合わせた1日限定のスタンプを作ってみたり、卒業の時期に合わせてクラスの思い出をスタンプにする、結婚相手の好きなとこ・嫌いなとこを40個集めてスタンプにしてサプライズをする、など様々な使い方ができそうです。みなさんの想像力をはたらかせてみてはいかがですか?

(文/しらべぇ編集部・砂流恵介