【日本とイタリア】カップルのやり取りは全く違うものだった

男女

2016/02/01 10:00

皆さんは日頃熱く愛を語っていますか? 愛情表現のプロと言えばイタリア人。彼らは普段、電話やメッセージでも熱い愛情表現を繰り返しているのでしょうか?

イタリアに7年住んだ筆者が、イタリアのカップル、日本のカップルそれぞれに「1日どのくらい連絡を取り合うか? どんな内容の連絡をするのか?」を調査してみました。調査をしてみると、意外とイタリア人も結婚後は連絡頻度が少なくなることが発覚。

しかし、その回答の裏にはイタリア人と日本人の日常生活の違いが色濃く感じられました。

 

感情的なイタリア人

未婚、既婚のカップルそれぞれに調査をしましたが、1日の連絡回数がダントツ多いのはイタリアの未婚カップル。日本の未婚カップルは1日に数える程度のメッセージや電話の回数におさまっている一方、イタリアのカップルは「常に連絡取ってるから数えきれない」という回答ばかりでした。

1日中連絡を取って、一体どんなことをやり取りするのかというと、「全て」だそうです。

印象的なのは、イタリア人はネガティブなこともポジティブなことも、その場で恋人に連絡してぶつけること。相手に対して気になることがあれば、メールや電話でも喧嘩をします。昨日の喧嘩の続きをメールでするカップルもいました。まさに情熱の国ならでは。

予定確認やデートの計画など業務的な連絡が多い日本の未婚カップルとは対照的な結果となりました。

関連記事:肉食系30代が走りに惚れた?「新型プリウス」への反応を調べたら…

 

「今帰るよ」メールに見られるお国柄

結婚をすると連絡回数が少なくなるという点は、イタリアも日本も同じでした。日本の既婚カップルに多かったのが「今から帰るよ」メール。

対して、イタリアの既婚カップルに一番多かったのが「今から帰るけど、何か買って帰ろうか」もしくは「何か買って来て」メール。このちょっとした違いに、家に帰る=家族揃ってご飯を食べるというイタリア文化が良く現れています。

イタリアでは、「今から帰るよ」の連絡のことを「Butta la pasta(パスタをお願い!)」と言います。直訳では「パスタを投げて!」という意味ですが、「パスタを鍋に入れて茹で始めて!」、つまり、「パスタが茹で上がるくらいの時間で到着するよ」という意味の言葉。

家族での食事を大切にするイタリアでは夫婦間でも親子間でも、この連絡が今も昔も定番なようです。

ちなみに、イタリアのスーパーは19時半で閉店のお店がほとんど。日本の一般的なサラリーマン家庭だと、その時間にお父さんが何かを買って帰宅するのはなかなか難しいのではないでしょうか。その辺りにも、日本とイタリアの生活スタイルの違いが見られる気がします。

日本人ならではの楽しみ方

日本のカップルに多かった意見のひとつに、「共通の趣味の面白い画像やリンクをやり取りする」というものがありました。ケータイのやりとりさえも趣味にしている夫婦が日本には多いようです。

キュレーションサイトの充実ぶりや、SNS好きは、日本の国民性なのかもしれませんね。イタリアのカップルは、共通の趣味が多い夫婦ほど一緒にいる時間が多いために連絡回数が少ないということでした。

日常の感情的な喧嘩までケータイのやり取りに持ち込むイタリア人と、ケータイのやり取りさえも趣味の領域と化している日本人。何気ない普段の生活にも、愛情表現のお国柄が見られる結果となりました。

(文/しらべぇ編集部・砂流恵介・辰巳真理)