今では不可能?『アメリカ横断ウルトラクイズ』の魅力に迫る

2016/04/05 21:00

※画像はファミリー劇場のスクリーンショット
※画像はファミリー劇場のスクリーンショット

長年テレビ界の主力コンテンツとして放送されているクイズ番組。クイズは人を傷つけることなく、タメになることから重宝され、数多くの番組が世に登場してきた。

その形態もさまざまで、視聴者が参加しその知能を競うものから、おバカタレントが珍回答することを楽しむような形式など幅広い。

多種多様な番組が放送されていたため、「面白かったのに終わってしまった」と感じるクイズ番組もあるのではないだろうか。


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■復活して欲しいクイズ番組はどれ?

そこでしらべぇ編集部がピックアップした3つの人気クイズ番組『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日テレ)、『クイズ100人に聞きました』(TBS)、『クイズダービ』(TBS)のうち復活して欲しいのはどれかを全国の男女1338名に聞いてみた。

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結果、もっとも多かったのは「とくにない」で約5割。クイズ番組は現在も数多く放送されており、「これ以上必要ない」と考えている人が多いのかも。

「とくにない」を除くと、もっとも復活を望む声が多かったのは『アメリカ横断ウルトラクイズ』に。同番組は福留功男司会で絶大な人気を誇った日本テレビの看板番組だった。


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■30〜40代に圧倒的な支持

『ウルトラクイズ』を復活させて欲しいと考えている人を性世代別に見てみると、30、40代の圧倒的な支持を受けていることがわかる。

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同番組は1977年初回が放送され、終了したのが1998年。30代、40代が知識と経済力を見につけ、「さあ出場しよう」と思ったときに終わってしまっただけに「もう一度復活してもらって優勝したい」と考えている人が多いのかもしれない。


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■『ウルトラクイズ』の人気ポイントは?

30、40代から圧倒的な支持を受ける『アメリカ横断ウルトラクイズ』の人気ポイントはどこだったのだろうか。考えられる理由は以下のとおり。

①スケールが大きい

日本を出発し、アメリカ大陸を横断しながらニューヨークを目指すというスケールの大きさ。その制作費は1シリーズあたり億単位で、「全17回すべて赤字だった」と後に出演者が告白している。

番組開始当初は海外旅行が「あこがれ」の時代だったこともあり、視聴者の興味をそそったようだ。


②「知力体力時の運」が必要になる

視聴者参加型のクイズ番組は通常知力さえあれば優勝できるが、ウルトラクイズは知力だけではなく、体力や運も必要になるため、勝ち抜くことが難しかった。

とくに成田空港ではじゃんけんだけで通過者を決定しており、運にも左右されるものだった。


③多彩な罰ゲーム

各チェックポイントで敗退した参加者にあたえられる多彩な罰ゲーム。スタントのようなものからドッキリ系のものなど多種多様で、視聴者を楽しませた。

テレビに罰ゲームを取り入れた先駆け的存在で、 その後様々な番組がこの形式を真似ることに。


できることならもう一度見てみたいが、莫大な経費や人材の確保が難しく、新シリーズの放送は不可能とみられる。

(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年3月20日~2016年3月24日
対象:全国20代~60代の男女1338名

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テレビクイズ番組調査アメリカ横断ウルトラクイズ
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