暴走族涙目!車を捕まえる新兵器「グラップラーポリスバンパー」がスゴい

2016/11/13 12:00

※画像はYouTubeのスクリーンショット
※画像はYouTubeのスクリーンショット

アメリカのクライムシーン特集などでよく見かける派手なカーチェイスの映像。

日本ではあまり見かけることのない光景だが、広大な土地やどこまでも続く道が犯人に「これなら逃げ切れる」と思わせるのだろうか?

中でも大掛かりなカーチェイスシーンはTV中継され、お茶の間のエンターテインメントになってしまっているそうだが、そんな不毛な追跡劇に終止符を打つべくして登場した「グラップラーポリスバンパー」の実演動画がとってもスゴイのだ。



 

■現実のカーチェイスは大きな負担

映画では緊迫したアクションシーンなどで使用されることの多いカーチェイス。しかし現実では警察の警告や交通ルールを無視して暴走する逃走者は大変に危険で、警察も捕まえるのに相当苦労しているらしい。

一般市民の安全や逃走者の命にも配慮しつつ暴走車両を止めなければならないため、身柄の確保までにかなりの時間を要するケースもある。しかも往生際の悪いことに、車を降りてからさらに逃走を続ける犯罪者も多い。

このように警察にとって大きな負担となっているカーチェイスをグッと手軽に解決するために作られたのが「グラップラーポリスバンパー」というわけなのだ。


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■安全・お手軽な逃走車捕獲装置

「グラップラーポリスバンパー」はその名の通り警察車両のフロントバンパーに取り付け、相手の車をグラップル(掴む)する装置。

装置の前面にはハの字状の開いた金属フレームが伸びており、間には特殊なベルトが張られている。このベルトが逃走車両の後輪に触れると蜘蛛の巣のように絡みついてタイヤの回転をストップさせる。

後輪駆動の車ならこの時点で走行不能に陥るし、前輪駆動車であってもベルトに固定されたロープで車体を引っ張り、動きを封じることができるのだ。


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■不毛なカーチェイスは減らせるのか?

米警察ではカーチェイスの際にパトカーを逃走車両にぶつけて止めさせる「PITマニューバ」と呼ばれる技術があるのだが、これを使用するには専門の資格が必要な上、その荒っぽさ故に事故も多いという。

一方で「グラップラーポリスバンパー」のような装置が普及すれば、あとは逃走車両に追いつきさえすれば捕まえるのは容易になる。

果たしてこの新兵器は、お茶の間のTVで流される大掛かりなカーチェイスシーンに終止符を打つことはできるのだろうか?

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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま

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