【右も左も】「デモは迷惑」が6割!学生と会社員の意見はまったく反対に…

安保法制デモ

©iStock.com/Electra-K-Vasileiadou

9月に参議院本会議で成立した「平和安全法制」のからみもあり、今年は街頭デモが注目を浴びた1年だった。

中でも、安保法制に反対する学生有志らによる団体「SEALDs」(自由と民主主義のための学生緊急行動)などによる国会周辺でのデモや全国都市での活動も、繰り返しメディアに取り上げられている。

こうした左派・リベラルによるものだけでなく、右派の市民団体によるテレビ局に対する抗議デモや「ヘイトスピーチ」とされる行動、これらに反対する人たちのカウンターデモなど、かつてよりデモは身近な存在となった。


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■市民生活に影響も? 世間の反応は…

しかし繁華街での交通規制など、市民生活への影響も少なくないデモ。一般市民は、どのように感じているのか、全国20〜60代の男女1381名に調査を実施した。

デモ迷惑1

すると、「デモは正直に言って迷惑だ」と考えている人が全体の6割に迫った。男女差は、ほぼ見られない。

メディアは「デモが行なわれた事実」に焦点をあてて報道することが多いが、声なきマジョリティはかなり良くない印象を覚えているようだ。


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■デモに参加したことがある人は1割以下

しらべぇで先日もお伝えしたが、デモに参加した経験がある人はおよそ9%で、世間一般とはやや異なる考え方を持つ人が多いことがわかっている。

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デモ参加経験

保守派・リベラル派どちらのデモだとしても、それが国民を代表する意見とは言えない可能性が高いことを意識しながら、メディアの報道などに接するべきだろう。


■会社員は学生の1.5倍「デモが迷惑」

デモ迷惑2

今回の調査で「デモは迷惑」と考える割合がもっとも高かったのは会社員で、6割を超えた。一方、学生や自由業では4割にとどまり、20ポイント以上の差が開いている。

交通規制や渋滞など、ビジネスの現場に近い人たちが「デモの実害」を感じているせいかもしれない。


■ほとんどの人は「よく分からない」

対象人数が少ないため参考値ではあるが、動画メディア「WiB」が東京・渋谷で「安保法制」について聞いた街頭インタビューでは、もっとも多かった回答は「よく分からない」。

デモを迷惑だと感じるのと同じ背景があるものと思われる。

右でも左でも「正義のため」という信念をもった行動は、ともすれば排他的で視野が狭くなりがちだ。

ほとんどの人は「分からない」「迷惑だ」と感じているという事実を念頭に置くことこそ、社会に受け入れられる秘訣ではないだろうか。

(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

qzoo調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女1,381名