ケンミンSHOWはウソ?「浜松餃子は甘くない」の声を調査

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先日、しらべぇのネタ募集ページに、次のような要望が届いた。

「静岡県浜松市に住むものです。日テレ『ケンミンSHOW』で浜松餃子は『甘い』といわれていましたが、実際はそんなことありません。ある特定の店が売っている餃子が甘いだけです。この餃子が浜松餃子と放送されてから、他県より物凄い数の客が来ています。


基本的に浜松餃子がほかと違うのは、モヤシが付いていることです。浜松餃子の本当の意味を紹介してください」


宇都宮と並んで餃子の街として知られる浜松だけに、餃子に対する市民のこだわりは強いようだ。

実際のところ『ケンミンSHOW』の調査は正しいのだろうか? 取材班は学生時代を浜松で過ごし、餃子の事情にも詳しい男性(30代)に話を聞いてみた。


 

■浜松餃子の定義とは?

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「じつは浜松餃子には、民間団体の浜松餃子学会が提唱する、きちんとした定義があります。それは『3年以上浜松に在住してかつ、浜松市内で製造されている』ということ。要するに、3年以上浜松に住んでいるひとの手作り餃子は、立派な浜松餃子と呼べるわけです。


ただし、浜松餃子ならではの特徴も大きくふたつあります。ひとつは読者が指摘した『モヤシ』。一般的に浜松餃子を提供する店舗は、モヤシを付け合わせているものです。もうひとつは具材の『キャベツ』。浜松餃子の具材はおもに肉・玉ねぎ・キャベツの3つですが、このうちキャベツの比率がかなり高い。


割合でいえば3:2:5(肉:玉ねぎ:キャベツ)くらいが目安。なかには肉とキャベツしか使っていない店舗もあります。そして定義を踏まえると、これらに準じていなくとも浜松餃子と呼べるわけですが、あえて浜松餃子を表すなら『モヤシを付け合せた、キャベツの比率がかなり高い餃子』となるでしょう」


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■浜松餃子が「甘い」となぜ言われた?

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「今月上旬に静岡で再放送された回(2015年放送)では、浜松餃子の老舗『石松餃子』の「特製甘ダレ」が、あたかも浜松餃子の常識のように取り上げられていました。しかしこのタレは砂糖を用いたオリジナルであり、ほかの店舗が使っている話は聞いたことがありません。


上記の店舗以外にも浜松の餃子店はそれぞれ独自のこだわりを持っており、餃子に適したオリジナルのタレをつくっています。その味も、甘め、辛め、酸っぱめなど幅広い。


その店固有の味が、あたかも『静岡餃子全体のイメージ』にすり替わってしまったのだと思われます。つまり、『タレが甘いから浜松餃子は甘い』というのは大きな間違いだと言えるのではないかと」


とのこと。ただし、記者が実際に食べた感想としては、キャベツの比率が高いため、餃子自体に甘みを感じることだけは伝えておきたい。

浜松の餃子店で働いていた知人に話を聞いてみても、「お客さんに浜松餃子は甘いってよくいわれていた」そうだ。

以上をまとめると、読者の意図とはズレるかもしれないが、浜松餃子の本当の意味は、「浜松餃子は甘い。それはタレのせいではなく、キャベツが甘いから」という結論になるだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ヨシマツキョウスケ


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