シナジー効果ってなに?「横文字スピーカー」のウザさを検証
「『ケースバイケース』をやたら使う同僚がいるが、臨機応変でよくない?」(30代・男性)
「ポテンシャル高いねって言われるよりも『才能あるね』とか『能力高い』って言われたほうが染みる」(20代・女性)
ビジネスシーンで用いられる横文字の言葉。知的なイメージがあるが、使いすぎると途端に「ウザい」と思われることがあるらしい。
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■4割以上はウザいと感じる
しらべぇ編集部の調査の結果、全体の結果を見ると44.4%の人が「横文字ばかり使う人は正直ウザい」と感じていることがわかった。とくに50代、60代以上の人の半数以上は横文字を使う人に嫌悪感を抱いている様子。
最近では、カタカナ用語が飛び交う会社も多いだろう。主導権を「イニシアチブ」、相乗効果を「シナジー効果」、証拠を「エビデンス」と、会社にいれば何かとカタカナ用語が登場する。
若い人はまだ言葉を理解している人も多いかもしれないが、年配の人の中には理解できない人もいる。そのヘンテコな発音が気になり、内容が頭に入って来なければ意味がない。
聞き手のことを考えて、ある程度は日本語で話したほうがいいのでは、と思えてくるデータだ。
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■草食系は横文字キライ
また、草食系の55.3%もの人が横文字を使う人をウザいと感じているデータも。
草食系のような控えめな人からすると、横文字ばかり使う人は「意識高い系オレ」をアピールしているようで嫌なのかもしれない。
敬語すらまともに使えない日本人に、カタカナ用語を多用されるほど腹立つものはない。むしろ、使いすぎることで相手に薄っぺらい、粗末な印象を与えることだってあるだろう。
むしろ、日本語だけで話せる人のほうが賢く見えるのは……気のせいだろうか?
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(取材・文/しらべぇ編集部・美佳)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1348名(有効回答数)