天才コピーライターの発想の秘密がわかる?表参道で作品展が開催

ホビー

2016/05/10 09:30

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広告は「絵」=デザインや映像と、「言葉」=キャッチコピーやセリフからできている。おもに絵をつくる人がデザイナーやカメラマン、言葉をつくるのがコピーライターだ。

1980年代「コピーライターブーム」の時代から第一線を走り続け、50年のクリエイター人生で4000点以上の作品を世に送り出した仲畑貴志氏。

「好きだから、あげる。」(丸井/1981年)

「おしりだって、洗ってほしい。」(TOTOウォシュレット/1983年)

「ココロも満タンに」(コスモ石油/1996年)

「アデランスは誰でしょう?」(アデランス/2010年)


といった広告コピーも氏の手から産まれたものだ。そんな仲畑氏の初作品展が、東京・表参道で本日から開催される。


■温水洗浄便座を大ヒットさせた新聞原稿ゲラ

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今や一般家庭への普及率が8割にも上る温水洗浄便座。その皮切りである『TOTOウォシュレット』のコピーが「おしりだって、洗ってほしい」。

新聞広告や戸川純が演じるテレビCMで「おしり」という言葉は、当時の世間に大きな衝撃を与え、ウォシュレットの爆発的大ヒットにつながった。

今回の展示では、新聞広告の校正刷りを見ることができる。


■仲畑氏本人によるコピーの解説も

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この作品展では、ポスターや新聞広告だけでなく、コピーライター自らがどのように考えたのか、その「脳みその中身」を垣間見ることができる。

たとえばウォシュレットのコピーでは、同年代のコピーライターである糸井重里氏からのコメントとそれを受けた仲畑氏の感想も。


■ゆかりある著名人が「仲畑コピー」をセレクト

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女優や作詞家、著名なクリエイターなどが「もっとも好きな仲畑コピー」をセレクト。仲畑氏がつくった『ピエトロドレッシング』のテレビCMに主演する佐々木希が選んだ一作は、「異常も、日々続くと、正常になる」。

坂本龍一のソロアルバム『戦場のメリークリスマス』ポスターのキャッチコピーだった。


■アイデアが生まれた直筆の原稿用紙も展示

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仲畑氏がコピーを書き留めた原稿用紙(複製)や愛用のペン、ライター(実物)なども展示されており、広告・マーケティング関係者ならずとも時代の空気を感じられる空間となっている。

会期は今週金曜(18時)まで。

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【大仲畑展mini〜コピーライター仲畑貴志のぜんぶのいちぶ〜】
■会期:2016年5月10日(火)~5月13日(金) 11時~18時(10日のみ17時まで)
■会場:「Gallery 5610」 港区南青山5-6-10 5610番館
■入場料:無料

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト