【秘境】足立区に1杯40円ラーメン発見!隠された真実に涙…
双子でタレント活動をしています、奈津子と亜希子です。
美味しいものを安く食べたい…。誰しもそう思ったことが一度はあると思います。
そんな中、東京・足立区に「1杯40円でラーメンを提供する」ぶったまげた飲食店があり話題になっていると聞きつけ、取材へ!
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■最寄り駅から15分、辿り着いた先は…
王子神谷駅より徒歩15分の「セキノ商店」。
所在地付近を何度も素通りしてしまいましたが、この民家こそが今回の取材先だと判明! 6畳ほどの店内には駄菓子がズラリ。
店主の関野ヤヨ子さんが注文をとってくれました。
メニューは2種類。
・こぶつゆラーメン 40円(大盛り80円)
・とんこつラーメン 50円(大盛り100円)
それぞれオーダーしてみることに。
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■本格だしの効いた「こぶつゆラーメン」
座席の前には昆布ダシを煮込んだという良い香りのスープが。
こちらを乾燥麺と揚げ玉の入った小皿にトプトプと注いで…。
ゆっくりほぐして完成! ふと脇に目をむけると「カラシ10円」と書かれたボトルが。店主いわく「子供がフザケてかけ過ぎないためのギャグ」とのこと。
フカフカの揚げ玉にスープが染みこんで ジューシー。
お箸はなく、れんげでいただくのがこの店流、とのこと。
昆布ダシの旨みが全体的に効いており、意外と本格的なお味…! 店先でいただくからこその美味しさを感じます。
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■秘密の粉が登場するトンコツ
とんこつラーメンをオーダーすると
「ちょっと待ってね。秘密の粉、入れるから」
という、なんとも衝撃的な発言が。
ベースはこぶつゆラーメンと同じですが、白っぽい粉を入れた小皿はたちまち乳白色に。
こちらも見た目以上の美味しさ。店前には、店主の関野さんを慕っている近所の人が立ち話をしに来ていて…。そんな環境のなかいただくラーメンは、なんだか「懐かしさ」にホッとします。
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■関野さんの理由に思わず涙…
この時代になぜ「40円ラーメン」を?
「50年前はおでん屋さんだったの。近所の親子が店に来てくれると大人にはビールとおでんが提供できるけど、子供は食べるものがなくて寂しそうで…。
それで駄菓子を置いたり、おでんの昆布ダシをつかってラーメンを出してあげるようになって。そのうちおでんはやめて今のスタイルになったの。昔は20円で提供できてたのよ…」
つづけて「みんなに喜んでもらえればそれでいい」とのこと。 夕刻を知らせる地域のチャイムが鳴るまで開店し、近所の子供たちはここから塾や習い事に出掛けていくと言います。
お会計を済ませようとすると、「今日は遠くから来てくれたから、いらないよ。良かったらまた来てね」とひと言。温かさに泣きそうになりながら、せめてもの御礼に駄菓子を買い込む双子。
帰りのバス停まで送ってくれました。
私たちの姿が見えなくなるまで見送り続けてくれた関野さん….。親子2代にわたってくるお客さんもいるそうです。ストレス社会に疲れたら、少年時代を思い出すこちらのお店へ行ってみては?
【セキノ商店】
住所:東京都足立区新田3丁目15-10
営業時間:夏季は昼過ぎ〜17:30まで 冬季は昼過ぎ〜16:00まで(不定休)
(取材・文/奈津子・亜希子)