わけもなくイライラしているパパにどう対処するか?

コラム

2016/11/10 09:30

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 ■自分がガマンすると、相手にもガマンを求める

夫婦喧嘩をしたわけでもないのに、なぜかパパがイライラしているとき、仕事でイヤなことがあったとか、ひいきの野球チームが連敗しているとか、そういう急性の理由でないとしたら、どんな慢性的な理由が考えられるでしょうか。

もしかしたらおたくのパパ、ガマンをしすぎているのかもしれません。

たとえば、「ママは子育てを頑張って、趣味をガマンしているのだから、オレだって自分の趣味をガマンしなきゃ」なんていうのは、気持ちとしては立派なのですが、ちょっと待ってください。

そういう発想になると、夫婦の間でお互いに、「相手もガマンしているのだから、自分もガマンしよう」という論理ができあがってしまうことになります。これは大変危険なのです。

「相手がガマンしているから、自分もガマン」というのは、裏を返せば「相手がガマンをやめたら、自分もガマンをやめてしまう」という発想です。本当の意味のガマンではありません。無意味な「ガマン比べ大会」のようなものなのです。

人は、自分がガマンしていると思うと、無意識のうちに相手にもガマンを求めるようになります。相手のガマンのほうが少ないと思うと、「ズルい」と感じ、無意識に相手を責める気持ちが芽生えます。そうしてお互いにどんどんガマンのレベルを引き上げていってしまいます。

お互いに首を絞め合っているような窮屈な生活は長続きしません。いつかどこかでちょっとしたことをきっかけに爆発し、収拾が付かなくなることがあるのです。ガマンは禁物です。


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■相手にガマンさせない方法を考えるほうが健全

たとえば、先ほど例に挙げたように、ママが趣味をガマンしている場合、「ママがガマンしているから、オレも自分の趣味をガマンしよう」と発想するよりも、「どうやったらママに趣味の時間を作ってあげられるか」と発想してくれるパパのほうが健全です。

たとえばパパが子どもと二人でお留守番ができるようになれば、ママは趣味のお稽古に行くことができるわけです。ママがおうちで趣味に没頭する間、パパは子どもと二人で遊園地に遊びに行ってもいいかもしれません。

もしパパがガマンモードになってしまっているときには、「たまには遊びに出かけたら」とか「心配しないで、趣味を続けてくれていいんだよ」などというひと言をかけてあげてください。

「キミがそんなに頑張っているのに、オレだけ遊びに行くなんてできるわけないじゃないか!」なんて返事が返ってきた場合は、「だってあなたがガマンしている限り、私もガマンを続けなきゃいけないでしょ。あなたが遊びに行ってくれたら、私も遊びに行くから。そのときはこの子の子守、お願いね」と諭してあげましょう。

はじめはキョトンとした目で見られるかもしれませんけれど、次第に「あ、そうか」と分かってくれるはずです。

お互いに首を絞め合い、ガマンのレベルを上げていくのではなく、お互いに相手のやりたいことを実現してあげるための努力をすることが大切だということです。

※この記事は全国のFMラジオネットワークJFNの「OH! HAPPY MORNING」のコラボ企画です。記事の更新は隔週木曜日10:30am。記事更新の約10分前から、おおたとしまさがこのラジオで記事と同様の話をおしゃべりします。

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(文/おおたとしまさ