大人向けルパン!映画『血煙の石川五ェ門』は男の美学詰め合わせ

2017/02/06 11:00

2月4日、アニメ映画『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』(以下、『血煙』)が公開された。

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『血煙』は、大人向けルパン三世と銘打たれたシリーズ作品のひとつだ。

はじまりは2012年に4月放送されたTVアニメ、『LUPIN the Third 峰不二子という女』。

その流れをくんで、2014年6月に公開されたアニメ映画『次元大介の墓標』からバトンタッチされた今作。

2015年にもTVシリーズ『ルパン三世』が放送されたが、だれもが知っているルパン三世として完成された作品であり、評価も高かったが、『血煙』は方向性が違う。

さっそく鑑賞したしらべぇ取材班が、アニオタ目線でレビューする。


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■ルパン三世のキャラがオールスターで活躍する物語

『次元大介の墓標』はルパン三世と次元大介、そして峰不二子が主軸となったシナリオだった。

ルパン一味であっても、その死を感じさせる緊迫したハードボイルドな空気。撃たれても「イテテ」とはならない大人向けルパン三世は、ファンの心を掴んだ。

しかし、一方で五ェ門の出番はなかった。

『血煙』は五ェ門が主となるストーリーではあるものの、主軸には常にルパン三世と次元大介、峰不二子がいる。銭形警部も現れる。

ルパン三世のファンであれば、どのキャラクター推しでも楽しめる展開になっていた。五ェ門がもっとも格好良く活躍するのは、いうまでもないが。


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■鬼気迫る殺陣が見どころ

放映前から、制作陣が主張していた「殺陣」はどうなのか。

現在テレビ東京他で放送中のアニメ『鬼平』の視聴者は、殺陣のど派手さに感嘆の声を上げる人も多い。

余談だが『鬼平』では五ェ門役の浪川大輔(40)が鬼平の息子役を演じており、五ェ門とは全く違った演技をみせる。

肝心の『血煙』の殺陣は、鬼平と全く違った。TV放送では決して流れることはないほど、人体切断のリアルを演出した斬り合いが表現されていた。

今回、不死身の強敵”バミューダの亡霊”ことホークとの闘いを経て、最強へと開眼していく五ェ門の格好良さはうっとりする出来栄え。

命を削る修行を経て開眼した、五ェ門の一対多の斬り合いシーンは爽快そのもの。しかし、ホークとの対面ではうってかわって、張り詰めた緊張で息を呑む。チャンバラの面白味の詰め合わせだ。


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■期間限定カフェでルパン一味に囲まれよう

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新宿バルト9では2月10日までの期間限定で、「CAFE LUPIN THE ⅢRD」を展開中だ。また、横浜ブルク13では、2月24日までを予定。

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提供されているドリンクはカクテル「血煙」(600円)とノンアルコールカクテル「五ェ門」(600円)、フードは「五ェ門サンド」(800円・すべて税込み)の3品だ。数量限定で、どれを頼んでもオリジナルコースターが手に入る。

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「血煙」は赤ワインとジンジャエールのカクテルで、飲みやすい。五ェ門サンドはチーズがかなり効いている和風テイストで、「血煙」と合う。

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ノンアルコールカクテル「五ェ門」は、Tジョイ系列9劇場でも、2月17日まで期間限定発売。

ラズベリーとグレープフルーツが甘酸っぱく、さっぱりして呑みやすい。映画のお供に是非。

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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ

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