弁護士が解説! 稲垣、草彅、香取がネットテレビで示した「芸能界の新しい地図」

芸能界とテレビメディアを縛る「忖度」について芸能の世界にくわしい佐藤大和弁護士が斬る。

2017/11/12 11:00


 

■忖度はマイナスにしかならない

こうなってくると視聴者やファンたちは、忖度があるテレビより、新しいインターネットメディアに目を向ける可能性が出てきます。このような状態になれば、ますますテレビは衰退していくでしょう。

しかしながら、そうならないためには、メディア(テレビ業界)や芸能界は、忖度や不当な圧力をやめ、事務所側の利益にもちゃんと配慮をしつつも、もっと芸能界を活発化するべきだと思っています。

今のテレビはつまらないと揶揄されることもありますが、その原因のひとつは忖度でしょう。それは、今回の『ホンネテレビ』の結果からも明らかです。忖度を止めたときから、今の芸能界は変わると思っています。

忖度を止めて、メディア側も芸能事務所側もタレント側も、それぞれの利益にもちゃんと配慮しつつ、対話と調和を大事にし、活発化を目指していくべきです。活発化は良い刺激を生み、今の芸能界をさらに盛り上げるはず。

これは日本の芸能界の底上げになり、海外にも対抗できる日本が誇れる芸能界を作り上げることにも繋がります。


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■シンポジウムのお知らせ

さて、最後になりますが、12月13日(水)に、日本エンターテイナーライツ協会(ERA)設立記念シンポジウム「芸能界に交錯する光と闇」を開催いたします。公演は、業界向け第1部公演と般向け第2部公演の2回となります。

詳しくは、芸能界に興味ある方、今後の芸能界がどう変わるか気になる方、芸能界の変革を求めている方、是非ともお越しください。

事務所側、タレント側、ファンの視点、それぞれの視点から盛り上げたいと思っております。個人的には「タレントの教育論」にも踏み込みたいと思っています。

一人ひとりの力が芸能界を変えていきます。皆さんのお越しをお待ちしております。

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(文/レイ法律事務所佐藤大和弁護士)

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