中村優一と杉浦太陽がタッグ『最後の晩ごはん』が守備力高すぎ!?
メインキャストが全員、仮面ライダーかウルトラマン経験者という布陣に
人気グルメ小説、椹野道流(ふしのみちる)著『最後の晩ごはん』シリーズ(角川文庫刊)が、実写ドラマ化。
今夜11時30分より、BSジャパンにて放送をスタートする。
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■捏造スキャンダルで…
若手俳優・五十嵐海里(中村優一)はある日、捏造スキャンダルに巻き込まれ、活動休止に追い込まれてしまう。
郷里である兵庫県に戻ったものの家族の助けを借りられず、行くあてもなく絶望する海里。そんな中、彼は定食屋の主人・夏神留二(杉浦太陽)に拾われる。
夏神の定食屋「ばんめし屋」は夜中に開店する不思議な店で、海里はその店で働くことになるが…普通のお客に混じって現れたのは、なんと幽霊のお客さん!?
美味しく切なく、ほっこり青春お料理物語。
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■ヒーロー多すぎ?
6日都内で行なわれた会見には、千村利光監督とメインキャストに加え、原作者・椹野さんも登壇。
ドラマ化にあたり、主人公・五十嵐海里を中村優一が演じると聞き、
「しまった! アテ書きで書いたと言われても、文句言えないな…と思っていたら、次は杉浦(太陽)さんと篠田(三郎)さんと言われて『なんのつもりだ? このドラマ』」
と思ったそう。定食屋のストーリーということで、
「地球も守りませんし、舞台は芦屋市ですけど、芦屋市すら守りませんけど、大丈夫ですか?」
と確認したほど、特撮ヒーロー出身キャストが多いことに「めちゃくちゃ守備力の高い布陣」と、嬉しそうに語るシーンも。
昨今は人気俳優を量産する登竜門として、注目を集める特撮ヒーローだが、主演の中村は『仮面ライダー響鬼』『仮面ライダー電王』と、平成仮面ライダーシリーズの2作品にメインキャラクターとして出演。
夏神留二を演じる杉浦太陽は、『ウルトラマンコスモス』。
シリーズの人気キャラクター・ロイド役は『ウルトラマンタロウ』の篠田三郎
と、メインの登場人物全員が特撮ヒーロー経験者だ。
さらには、海里の兄・一憲役の松田悟志も、『仮面ライダー龍騎』のライダーを演じたひとりで、確かに守備力の高さが尋常じゃない。
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■タフなスケジュールでも時系列の撮影
夜に開店する定食屋「ばんめし屋」が舞台となる作品のため、昼夜逆転の撮影が続くハードな現場。しかも、会見中に何度か杉浦が千村監督を「ドS」と評するなど、なかなかタフな撮影だったもよう。
そんな中でも、海里の撮影は
「芸能人として活躍 ⇒ 捏造スキャンダルで雲隠れ ⇒ 事務所をクビになり、品川駅で新幹線の切符を渡される ⇒ 郷里へ帰るも家族に拒絶される ⇒ ボコられているところで、夏神に拾われる」
といった順番通りで、中村も役に入りやすかったという。
そうした影響や作品自体の温かで優しい空気感が、会見でもキャスト陣の雰囲気の良さに表れていた。
丁寧な作りは撮影現場での料理シーンにも発揮され、杉浦や中村は自発的に練習を重ねただけでなく、「ドS」な監督に撮影が終わった後のクタクタ状態で「練習しよっか?」と促されたという。
それぞれが実際に調理する手元のシーンも、ファンには注目ポイントのひとつになりそう。
原作の温かな世界観そのまま、優しい気持ちになれる物語は週末にぴったり。「夜食テロ」系でお腹が空いてしまう可能性は高いが、ほっこりしたい金曜日の夜にオススメのドラマだ。
ドラマ『最後の晩ごはん』
放送日時:1月12日より毎週(金)夜11時30分
(BSジャパン)
出演:中村優一、杉浦太陽、篠田三郎 ほか
原作:椹野道流(ふしのみちる)『最後の晩ごはん』シリーズ(角川文庫刊)
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)