平気で食べ残すのはNG? 「自分の量もわからない人」という印象も
ムリに食べきるのは体に悪いが、平気で残すのもちょっと気になる
しらべぇの調査で、「箸の持ち方がおかしいのは、ちょっと…」と感じる人は52.1%。生きる上で欠かせないこともあり、食べ方にはその人の人柄が出る――と考える人も多いようだ。
「きれいに食べる」という中には、箸使いやテーブルマナーといった所作の面がある一方、残さずに食べるという点も。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,349名を対象に「食べ物を残してしまうことがある」か、意識調査を実施した。
画像をもっと見る■食べきれない女性が…
全体では「よくする」3.9%、「まあまあする」9.0%、「たまにする」25.2%で、「食べものを残してしまいがち」なのは38.1%。
一方、「あまりしない」29.1%、「ほとんどしない」32.8%で、「基本的に食べ残さない」人が過半数の61.9%になった。
しかし、男女別では
「よくする」「まあまあする」「たまにする」と回答した「食べものを残してしまいがち」な人の割合は、男性が29.4%に対し、女性は46.8%と16ポイント以上女性の割合が高い結果に。
さらに「食べものを残してしまいがち」な人を性別・年代別に見てみると、
30代女性は半数を超えるほか、いずれの年代も女性は4割以上となっている。
デザートは「別腹」の一方で、「あれこれ食べたいけど、たくさんは食べられない…」女性たちは、残してしまいがちのようだ。
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■自分の食べる量がわからないって
実際に「食べものを残してしまいがち」な人、「基本的に食べ残しはしない」人、両方に話を聞いた。
<残しがち>
「特別、少食というわけではありませんが、体調によっても食べられる量に差が大きい時もあって、『ちょっと多すぎた…』となる時はありますね。
馴染みのあるお店なら、ボリュームもある程度わかっているけど、初めてのお店だと思っていたより多かったり、新メニューで意外とズッシリくる味だったり…そういうので、目算を誤ることも多いかもしれません。
ただ、残すと『少食な女子ってアピール?』って、ヘンな言い方されることもあるんですよね…」(20代・女性)
<残さない>
「残すのは、作った人に申し訳ないのもあるのですが…食べ残されたお皿って、いろいろ印象が悪いと思うんです。食べ方がきれいで、食べ残しのないお皿って、『美味しく食べたんだな』って思いますよね。でも、食べ残しがあると、きれいなものじゃないし、『いい大人が自分の食べる量もわからないって、ちょっと残念な人なのかな』って。
確か、北条家の逸話か何かで、跡取り息子が湯漬けのお茶を足したことを憂えた…という話が、ありましたよね。毎日食べていて、わかってないのか? というのに、ちょっと近いかも。
それに、初めてのお店でもポーションが多いかどうかは、聞けば教えてくれるし、チェーン店でもミニサイズや『ごはんは少なめに』とお願いできるところが増えてます。ちょっとしたことで、食べ物を無駄にするのは避けられるので、やっぱり人柄が出る部分だと思いますね」(30代・男性)
同じように出てきた料理も、食べ残された瞬間に「残飯」というゴミに変わることを考えると、平気で残す人に残念な印象を持つ人は少なくなさそう。
ムリして食べるのは良くないため、事前に量の確認や可能な範囲で「少なめ」相談など、食べものを無駄にしない気遣いを考えてみてもいいのかも。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1349名(有効回答数)