もっとフォロワーが欲しい 若者の欲求に反比例してSNS禁止の企業も
若い世代で、SNSのフォロワーを増やしたいと考えている人は増加傾向にあるが…。
SNSで多くの人に投稿を見てもらいたいならば、フォロワーを増やすことがなによりも重要である。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代のSNSを利用している男女660名に「フォロワーについて」の調査を実施。
「フォロワーをもっと増やしたいと思う」と答えた人は、全体で20.9%。多くの人は、フォロワーをそれほど意識していないようだ。
■若い人たちはフォロワー重視
性年代別では見ると、20代では男女ともに3割前後の高い割合になっている。Instagramに力を入れている女性は、多くの人に見て欲しい願望があるようだ。
「せっかく時間をかけて撮った写真なので、たくさんの人に見てもらいたい」(20代・女性)
またSNSは、承認欲求を満たすのに最適なツールでもある。
「いいねやリツイートをされると、なんか気持ちがいい」(20代・男性)
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■会社にとってSNSは善か悪か
IT関係の仕事に就いている人は、フォロワーが多いほうが仕事に有利だという。
「職業上、Twitterは欠かせない。フォロワーが増えれば、それこそ無料でPRができるわけだし。自分はまだまだフォロワーが少ないから、もっと増やして影響力を上げたい」(30代・男性)
一方で、仕事についてSNSに書く行為を、一切禁止にしている会社もある。
「うちの会社は、個人のアカウントに仕事について書くことは一切禁止。炎上材料にならないようなことでさえ、消去させられる。時代錯誤な気もするけど、会社も大きいから。各自が好き勝手すると、統率しにくいんだろう」(30代・男性)
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■Twitter廃人はフォロワーが欲しくて仕方がない
自分のことをTwitter廃人だと思っている人は、半数以上がフォロワーを増やしたいと考えている。廃人になるほど入れ込んでいるものなのだから、もっとアカウントに力をつけたいと思うのは当然であろう。
意外なのは、非リア充の人。リア充の人よりも、フォロワーを増やしたいと思っているのだ。
「現実世界では友達がいないけれど、ネット上にはたくさんいる。フォロワー数はパワーじゃないけれど、数が増えるほど『世間に認められている』感じがして嬉しい」(20代・男性)
若い世代では、フォロワーを増やして活用しようと思っている人が多いSNS。今後はどのような使い方が主流になるのか、気になるところだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代のSNSを利用している男女660名(有効回答数)