『ねほぱほ』にLGBTカップルが登場 同性愛を取り巻く法律が「勉強になる」と話題に
『ねほりんぱほりん』(NHK)にLGBTのカップルが登場し、現在の生活や過去の恋バナを暴露した。
5日に放送された『ねほりんぱほりん』(NHK)に、LGBT(性的マイノリティー)のカップルが登場した。ゲストは、恋愛感情や性的欲求を女性に抱く女性レズビアン。そんな2人が現在の生活や初恋などを暴露した。
■日本での「同性婚」は認められていない
保育士だという2人は職場で出会い、付き合ってからもうすぐ10年。ちなみに日本の法律では、同性間の婚姻は認められていないため、結婚はできないとされている。
中学3年生で部活の後輩に初恋したという一人は、「(当時)後輩は私のクラスの男子が好きだった」と過去の恋愛話を明らかにした。一方、もう一人も中学3年生のとき、同じクラスの女子に初恋したが「一切誰にも言わなかった」としている。
司会の南海キャンディーズ・山里亮太が「結婚式は挙げたの?」と質問すると、2人は「ウェディングドレスは着たいと思っているけど、式を挙げても法律上の夫婦になれないから…」と苦悩を打ち明けた。
また、2人は結婚していないため、公正証書を作る前にどちらかが死んでしまっても何も残せない上、相続できないと語る。
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■「授業に導入すべき」の声も
現在は2人の子供がいるカップルだが、精子バンクを利用した際、結婚していないため自分たちで人工授精しなければいけなかったという。
日本の病院で人工授精できるのは婚姻関係にある夫婦に限られており、多くの同性カップルは、精子バンク団体や個人などから精子提供を受け、自分たちで人工授精を行うのが現状となっている。
同性愛を取り巻く制度や法律を初めて知った視聴者からは「勉強になった」「授業に導入すべき」との声が上がった。
ねほりんぱほりん。
婚姻関係を結んでいないと医療機関による人工授精ができないことに驚き。色々な懸念が背景にあるんだろうけど、少子化の波がここにも…!と思ってしまう。
今回の特集は特に見て良かったなぁ。勉強になりました。— 夕凪@2y (@yunagi_o_o) December 5, 2018
今日のねほりんぱほりん、いつにも増して素晴らしかった
一緒に住んで10年になるビアンカップル、それぞれがお子さんを出産して4人家族
まさか、人工授精にまで踏み込んだ回だったとはこういうのを道徳の授業で流してほしい!
もちろん大人にも観てほしいです!— 底無し沼の (@mineyo0928) December 5, 2018
ねほりんぱほりん…
女性カップルさん、悩みや問題は多々あるだろうけど幸せそうなお話にホンワカしましたな…🌼同性カップルさんは人工受精セルフなのかそうか…
法律上の夫婦の何倍も大変だしリスクもあるけど、その分幸せも大きいのかもね…悩みから幸せ話まで勉強になりました…
— らん📸街コス一虎でした🐯 (@magnum19357) December 5, 2018
今日のねほぱほは小学生の道徳か保体の授業で見せるべき
— うずき (@_u_zu_ki) December 5, 2018
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■「同性とキス」は30代女性が最多
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,348名を対象に「同性とキスをしたことがあるか」を調査した。
最も多かったのが15.0%の30代。その次は13.6%と20代女性が多いことが判明。お酒を呑んだ勢いというようなケースもありうるだろうが、一方でLGBTが想像以上に身近な存在である可能性も少なくない。
LGBTがテーマとなった今回の放送を機に、これまで知らなかった人や、興味・関心のない人はもちろん、様々な人の目に留まってほしい。
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(文/しらべぇ編集部・綿 つゆ子)
対象:全国20~60代の男女1,348名(有効回答数)