現役警官が「自粛警察」への思い語る 飛び出した過去が衝撃的だった
新型コロナウイルスをめぐる自粛要請の中で生まれた「自粛警察」というワード。現役の警察官はどう感じているのか…。
■苦悩もあったようで…
「警察の仕事の全てを市民に理解してもらえることは難しいとも思っています」「なので、長く警官を続けている人ほどその辺りの蔑称に対して慣れというか…感覚が麻痺してくるケースが多いと思いますね」と男性は持論を語ってくれた。
やはり警官になりたての頃はそういった言葉に挫けそうになった瞬間もあったようだが、「割とすぐに慣れた」という。
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■心に残った罵声
続いて、今まで受けた罵声の中で最も多かったワードを聞いてみると、「税金泥棒」がぶっちぎりで多かった模様。
また記者が話を聞いた男性は、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭に少し顔が似ていたのだが、過去に未成年を補導した際に「若林似に言われても何とも思わねーよ！」という言葉を受けた時は、心に若干のさざ波が立ったという。
罵声を受け続けてきた結果、心に耐性がついた警官はやはり多いのだろう。近所の交番で「お巡りさん」を見かけた際は、日頃の苦労をねぎらってあげてほしい。
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（取材・文／しらべぇ編集部・秋山 はじめ）
