子宮摘出を医師に拒否された同性婚の女性 理由は「男性と子供を望んだ時のため」

人生の半分以上を月経痛に苦しめられてきた女性が、痛みから解放されたいと願うも、衝撃の理由で医師に却下された。

2021/11/21 05:00


レズビアン・カップル

同性婚した女性が、10代の頃から悩まされてきた月経痛から解放されるための手術を、医師からある理由で断られたとして、話題を集めている。『Mirror』など海外メディアが報じている。



■月経開始から続く苦痛

イギリスに住むレイチェル・チャンプさん(27)とカレンさんは、同性同士で結婚をしたふたりだ。

レイチェルさんは、10代の頃よりひどい月経痛に悩まされてきた。あまりの苦しみに母と病院へ行くも、医師は痛みの度合いは「通常」として、痛み止めと経口避妊薬を処方してくれるだけだったという。

しかし月経痛は成長とともに悪化の一途をたどった。月経時だけではなく排卵時まで、けいれん、片頭痛、嘔吐、激しい背中と脚の痛みが、レイチェルさんを苦しめるようになっていったという。


関連記事:体を診察させた婦人科医師が9年越しで実父と判明 30代女性がトラウマの代償に提訴

■月経痛が人生を台無しに…

ある日、あまりの痛みに立つこともできず吐き続けたレイチェルさんは、ついに緊急搬送された。

その際に撮ったCTで、初めて卵巣嚢腫(卵巣に発生する腫瘍の一種)があること、そして多嚢胞性卵巣症候群(卵巣に影響を及ぼすホルモン疾患)だということが発覚。しかしながら、ここでも医師に嚢胞の除去手術は「不要」と宣告された。

レイチェルさんはこの月経痛に、仕事、大学、社会的なイベント、結婚式などといった、人生そのものを台無しにされていると感じていた。あまりの痛みに、「生きていないほうがマシ」とまで思い詰めることもあったと語っている。

はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで【Amazonでチェック】

次ページ
■医師が話した驚愕の理由
同性婚嘔吐翻訳記事NHS
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング