子宮摘出を医師に拒否された同性婚の女性 理由は「男性と子供を望んだ時のため」
人生の半分以上を月経痛に苦しめられてきた女性が、痛みから解放されたいと願うも、衝撃の理由で医師に却下された。
同性婚した女性が、10代の頃から悩まされてきた月経痛から解放されるための手術を、医師からある理由で断られたとして、話題を集めている。『Mirror』など海外メディアが報じている。
■月経開始から続く苦痛
イギリスに住むレイチェル・チャンプさん(27)とカレンさんは、同性同士で結婚をしたふたりだ。
レイチェルさんは、10代の頃よりひどい月経痛に悩まされてきた。あまりの苦しみに母と病院へ行くも、医師は痛みの度合いは「通常」として、痛み止めと経口避妊薬を処方してくれるだけだったという。
しかし月経痛は成長とともに悪化の一途をたどった。月経時だけではなく排卵時まで、けいれん、片頭痛、嘔吐、激しい背中と脚の痛みが、レイチェルさんを苦しめるようになっていったという。
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■月経痛が人生を台無しに…
ある日、あまりの痛みに立つこともできず吐き続けたレイチェルさんは、ついに緊急搬送された。
その際に撮ったCTで、初めて卵巣嚢腫(卵巣に発生する腫瘍の一種)があること、そして多嚢胞性卵巣症候群(卵巣に影響を及ぼすホルモン疾患)だということが発覚。しかしながら、ここでも医師に嚢胞の除去手術は「不要」と宣告された。
レイチェルさんはこの月経痛に、仕事、大学、社会的なイベント、結婚式などといった、人生そのものを台無しにされていると感じていた。あまりの痛みに、「生きていないほうがマシ」とまで思い詰めることもあったと語っている。