238店→6店に激減の「ステーキけん」、東京最後の店で見つけた衝撃料理

2000年代に一世を風靡したチェーン「ステーキけん」。時代は移り、その店舗数は残り6店となっている。

2022/06/18 06:00



 

■600グラムのハンバーグ

ステーキけん

注文したハンバーグが登場した。値段は200グラムで1,518円。ハンバーグは最大4枚まで重ねることができ、1枚(200グラム)追加ごとに682円が加算される。記者は3枚重ねを注文したので2,882円。一瞬高く感じるが、前出のサラダバー類が付くので値段相応といった感じだ。

衝撃的インパクトのビジュアル。肉料理はこうじゃなくっちゃいけない…! ジュウジュウ音を出す鉄板からは香ばしい湯気が上がり、ナイフでハンバーグをカットすると、肉汁が溢れ出てくる。すべての肉片が大きく、超粗挽きの名に偽りなし。一口頬張ると大変ジューシーで、肉々しい食感がじつに最高だった。そしてガーリックと醤油の利いたソースの相性が抜群に良い。


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■味付けは塩コショウでも十分

ステーキけん

切った断面をよく見ると、玉ねぎなどの具材が見当たらない。ウマさの秘訣はこの牛100%を全面に出した牛肉本来の旨味と香りにあるようだ。ガツンとくる肉そのもののストレートな風味がメインなので、ソースはもちろん塩コショウオンリーでもめっちゃウマい。

600グラムを平らげ、ライス、サラダを何回かおかわりし完食。かなりの満足感があった。なおこの超粗挽きハンバーグは蒲田店限定とのこと。

会計時、レジ前にヘルメットを被った男性が2人立っていた。そう、ステーキけんはウーバーイーツ対応をしており、デリバリーを利用するファンもいるのだ。現場でアプリを立ち上げると、周辺にある競合「いきなりステーキ」「やっぱりステーキ」より評価点が高く、まだまだ後進には負けてはいない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

創業者・井戸実氏の著書「ロードサイドのハイエナ流経営術」【Amazon】

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