河野太郎大臣、岸田文雄首相のウクライナ訪問報道に疑問　「戻ってから…」

自民党の河野太郎デジタル担当大臣が21日、公式ツイッターを更新。岸田文雄首相のウクライナ訪問に関する報道について疑問を呈している。

【ツイート】報道に疑問を呈した河野大臣

 

■キーウでゼレンスキー大統領と会談

岸田首相は20日に政府専用機でインドを訪問。同日にナレンドラ・モディ首相と会談した。しかし今日21日午前、ウクライナの首都キーウを電撃訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談することが伝えられた。

外務省の発表によると、岸田首相は同日よるにキーウでゼレンスキー大統領と首脳会談後、あす22日にはポーランドを訪問。23日朝に帰国するとしている。

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■セキュリティへの不安の声も

岸田首相のウクライナ訪問については、外務省の発表と前後し、一部メディアがインドから極秘でウクライナへ向かう首相の姿を、経由地のポーランドで撮影した映像を公開。

また、開催中のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の準決勝「日本−メキシコ」戦を中継していたTBS系では、9回裏の村上宗隆選手の打席で速報テロップが表示されたため、多くの人の目に留まった。

岸田首相が列車に乗り込む姿などが映像に撮影されていたことから、インターネット上ではセキュリティに対する不安の声もあがっていた。

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■「安全な地域に戻ってから」

各社の報道について、河野大臣は「なんで総理が安全な地域に戻ってから、報道しないのかな」と疑問を呈すると、「行きますというのを半日早く報道することに社会的な意義があると思っているのかな」とつづった。

この投稿に、フォロワーらからも「てっきり『行った』のかと思ったら、『これから行く』だったからびっくりした」「まだ移動中なのに報道が出たのは危険じゃないのかな？　と思っていました」「発表時期を慎重に考えるべき」との声が寄せられている。

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■全体の4割以上が「訪問すべき」

ちなみに、Sirabee編集部が今年2月10～12日にかけて全国の10～60代の男女905名を対象に調査したところ、「岸田文雄首相はウクライナを訪問すべき」と回答したのは42.7％で、全体の4割を超える結果となっていた。

SNS上では、「岸田さん偉いな。でも身の安全にお気をつけて」「訪問のタイミングがバレるの、セキュリティ的にどうなんだろう」「安全に訪問するためにはピンポイントでここしかなかったんだろうな」といった声があがっている。