そんなつもりでは…　約3割が「自分より下の立場の人」にやってしまったこと

仕事をしていく上では、下の立場の人に注意する場面もあるだろう。できるだけ傷つかないように言葉を選んで注意したのに、相手が泣いてしまった経験をした人もいるようだ。

 

■約3割「下の立場の人を泣かせて」

Sirabee編集部が全国の10代～60代の男女1,000名を対象に「上下関係」に関する意識調査を実施したところ、全体で29.2%の人が「自分より下の立場の人を泣かせた経験がある」と回答した。

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■男性のほうが多い傾向

性年代別で見ると、圧倒的に男性の割合が高くなっているのが印象的である。

男性のほうが人を泣かせやすい傾向があるというよりも、現在の日本では上の立場になる女性がまだまだ少ない現状を表しているのかもしれない。

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■優しく注意したのに

新入社員に泣かれてしまった30代男性は、「新入社員がうちの部署に配属されてきたので、できるだけ優しく接してきたつもりでした。ただミスをしたので軽く注意すると、彼女は泣き出してしまったんです。かなり言葉を選んで穏やかな口調で伝えたのに、それでも泣かれるとどうしていいのかわかりませんね」と当時を振り返る。

注意されたことだけが要因ではないようで、「ただ僕が言ったことだけで傷ついたのではなく、これまでの積み重ねで気持ちがあふれ出たと後で聞きました。初めてのことばかりで、ストレスがたまっていたのでしょう。ただ目の前で泣かれると、自分が悪者になった気分になるので…」と話を続けた。

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■尊敬する先輩の注意で泣き…

尊敬する先輩に注意されて泣いた20代女性は、「先日、初めて職場で泣いてしまったんです。苦手な上司に嫌なことを言われてもイラッとはしますが、泣くほどのことはありませんでした。しかし優しくて好印象を持っている先輩に注意されたときに、なぜか涙があふれてしまって…」と語る。

先輩に対して申し訳ない気持ちもあるようで、「優しいイメージとのギャップが怖かったのもあるでしょうけれど、信頼している人の期待に応えられなかった自分に腹が立ったのもあるでしょうね。先輩もいきなり泣かれて戸惑っていたので、申し訳ないことをしたと思いました」とも話していた。

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（取材・文／Sirabee 編集部・ニャック）

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ
調査期間：2023年3月10日～2023年3月13日
調査対象：全国10代～60代男女1,000名